刑法奇行
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昨日教授会後、長男と飯田橋にある野球用品店「ベースマン」に行って、グローブやスパイクなどを買わされた(結構高い!)。ベースマンとは顔の四角い渥美清のことではなくて、塁手のことである(1塁手・・・というのだろうが、これだと外野手は塁手といえないことになる)。まあ、野球選手と言っていいだろう。 ベースマンとはいい言葉である。自分の位置を基礎とし、自分の役割を果たし、それによってチーム全体に貢献する。一人だけ突出した選手がいても勝てるわけではない(天才江川を見よ)。昔、西原先生が「法律学者に天才はいらない」と言われたことを思い出した。みんなで住み良い社会をつくるのだという気持ちが大事である。学会でも「どうだすごいだろう」という報告もあるが、誠に息苦しい。皆、ベースマンであることを忘れているようだ。そもそも、天才だったら法律学など専攻しないだろう(ゲーテを見よ)。 もっとも、天災は忘れた頃にやってくるかもしれない。(ちなみに、天才Mさんのことを言っているのではもちろんない。彼とは親しい研究仲間であることを明らかにしておきたい。)
norio
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