沈黙の裏側

私にはあなたの姿が見えても あなたに私は見えない
私があなたに会えない時間
あなたを思い、時折涙を浮かべているなんてきっと何も知らない
だって、あなたには見せないものね…こんな顔。

今まで、ずっと我侭ばかりしてきたから
せめて、こんな時くらいは大人になって
今、あなたがすべき事を後悔しないでやり遂げられるように
自分の気持ちを封印してでも、そっと見守れるようになりたい

私の中にこんな部分がまだ残されていたなんて
あなたが知ったら、きっと驚くのだろうな
「そんなこと、しなくていいのに…」
そういうのが手に取るようにわかる

だけど、人には心の中に抱えられる物事の許容範囲ってあるのだと思うから
それを少しでも軽減してあげたいと思うんだ
あなたの辛い顔はもう見たくない
一日の24時間のうちにホッと出来る時間なんて
今のあなたにないこと知っているんだよ?

そして、悲しいけれど…
あなたをそこから救えるのは自分ではないこともわかっているの
私に出来る事は、せめてこんなことくらい…

そして、あなたが暗い闇に落ちて前が見えなくなった時
「ココだよ」って
次の扉への道を示してあげられたら
それが私のあなたへの存在理由になるんじゃないかな

だから、人知れず泣きながらでも頑張るよ
だって、今、私が座礁するわけにはいかないもんね。
2006年09月01日(金)

たれゆくままに・・・。 / たれぱんだ

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