破れかぶれ |
来ないと分かっているのに何度も携帯を見てしまう 鳴らない携帯が苦しくて、電話もメールも音消しに設定した メールが届いていたりすると、ドキドキする 彼からなのでは?と思うからだ そして、その期待は見事に砕かれる 乱暴に携帯を閉じて、ソファにポイッと携帯を放り投げ
考える事はひとつ。
やっぱ、携帯契約解除、もしくは、変更しようかな・・・と。
段々と、私の心は諦めの境地に入りつつある 彼との為に繋いだネットのプロバイダーも 電話を使う事もないのだから必要ないとすら思えてきた
どれだけ、私の生活の中に彼が関わっていたのだろうか?
こうして、デスク周りを見るだけでも、数え切れない程の彼との関わりが伺える
あーっ。いやんなっちゃう。 ゴロリと部屋に仰向けになって寝そべって、天井をただ黙って見ている 何も考えてないはずなのに、涙が耳に向かって流れていく 私は慌てて起き上がり、こんなじゃダメだよなって、また思った
自分がこんなに未練がましいとは思わなかったよ 昔は、決して振り向かない女だったのに 今は、前を見ず、振り向きっぱなしだよ・・・情けない
たぶんね、このまま答えは見つからないと思う
私は、このまま彼を諦めるんだと思う
もしも、待っていてくれているのなら・・・と思うと心が痛む
だけど、私もずっと、ずっと、心を痛めているの
あなたが、私にそう仕向けたのだから、と自分に言い訳して
きっと、このまま私は彼から去っていく
どうして、こんなことになったんだろう・・・。
俺は、一生君とは離れるつもりはないし、君も別れないと言っていたはずだよ。
彼のメールの言葉がまた頭の中をよぎっていった
よく自分の事、考えてみてください。 また、前みたいに愛し合える事を信じて待っています。 俺は君を愛しています。
まるで、蜃気楼のように霞み見える彼の言葉達。
苦しくて、また、息が出来なくなった せっかく、彼が見つけてくれた病院に通い出し、先月の診察で、 いい方向に向いていると主治医から言われて、薬も数ヶ月のうちに弱いものに代えられるかも と言われていたのに、また、悪化しだしている・・・ 効いていたはずの薬が効かなくなったのだ もう、これ以上の強い薬は使えないだろう また、振り出しに何もかもが戻るんだ そう思うと、何もかもが虚しくて嫌になる 病院の先生には何と言えばいいのだろう
けど、彼が私の為にしてくれた事を一つくらいは成し遂げたい
だから、この地に居る限りあの病院には通い続けようと思う そして、彼に知られなくても、私はこの病を克服したいと思う
そして、気付いた・・・
まだ、彼を愛してるのだと・・・。
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2005年05月27日(金)
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