選択

しばらく、いろいろ考えた。

毎日が、一段ずつ見えない階段を昇っているのか、
落ちているのかもわからない状態

日々、荒んでいくのが分かる

なにひとつ、まともにこなせない
そんな自分に苛立ちを感じ始めた時
「もう、本当にこんなじゃダメだ」と思った


彼にメールを送った
「こんな中途半端な状態はもう耐えられない。別れるのか戻るのかハッキリしたい。私にとっては、答えの見えない課題なんて時間が経って離れるだけの行為でしかないから、今ならば、二人とも別れるのも戻るのもどちらでも選択できるはず」

そして、数通のメールのやりとりの後
「じゃ、もうこんなことはよそうね。お互いに苦しい思いをしただけで、なんの意味もなかったね。君が何かわかってくれればと思ったのだけどそれもダメだった」と。


そして、彼としばらくぶりにメッセンジャーで話す事にした
しばらくぶりに彼と話す
彼からのメッセージが届くまでの数秒間、話せるという無邪気な喜びと、
何を言われるんだろうという恐怖感を同時に感じてた
でも、いつもと変らない彼が向こうにはいた。

「君は、何もわかんないって言ったけど、俺には一つだけわかった事があったよ」
「なに?何がわかったの?」
「君は、俺から離れていく事が出来るんだって事」

確かに、そうだ・・・
私は、離れていてどうしようもなくつらい事よりも、彼から離れる事で
その辛さから逃げようとしていた

そして、会話をこうして重ねても彼との距離みたいなものを今も感じる

それに・・・

話したい、声が聞きたい・・・とあれほど思っていたのに
今は、それが逆に怖くて電話をする事が出来ない
なにが怖いの?
自分でもよくわからない、でも、躊躇しちゃうんだ
「それなら、しばらく電話はよそうね・・・」
彼は今までと変らず優しく言った

私って、本当に卑怯だと思う
こうやって、きっと元に戻れるって分かってたんじゃないかな
でも、もしも本当に別れる事になったら・・・と思うとゾッとした

けれど、この数日間で自分の中で確実に何かは変ったのではないかな。

2005年05月28日(土)

たれゆくままに・・・。 / たれぱんだ

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