あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2008年05月24日(土) いるいない





そうして手に入れた色だけの狂気を許す、どこまでも遠い人を恋うることも。
雨が何かを押し流すように降り、圧迫感に心臓が苦しくなっても、明日はまた空が晴れているのではないかという希望を抱いている。
それは馬鹿げたことかもしれない。
もう少し、もうすこしと
眠りに就くのをただ躊躇っている。



目を閉じなくても明日が来るのをよくわかっていて、それでも悪あがきをするように目を開いている、
まだもう少しだけ、そこに希望があることを
認めたいのか認めたくないのかわからない



これもまた、ゆるい絶望であることがよくわかる






欲しいものがある。とても欲しいものが。
僕はそれが、とてもとても遠くあきれるほど遠くにあることを、幾度となく確かめ認識してきて、何度も何度も死に瀕するまで絶望して、
少しずつ少しずつ自分自身を殺しに殺してきたのに、

また芽吹くのだ。




目を、見交わすこともなく、ただ名らしきものを見るそのことだけで






心が、何度も、咲いては散り咲いては散り散ってなお

穏やかに笑う。
そこに心がなくていいと思う







↑そこに、きみは、いますか

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いとしいひとが、いるとか、いないとか、


いないとか、







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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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