ひどく寒い一日。家を出たときの感覚ではそれほどではなかったのに、街中をかなり長く歩いているうちに、雨に重く濡れて震えが来るほどになってしまう。せめて手のひらを温めるためにとお茶のペットボトルを買い、まだ少し歩き続けて、何だか相当無理をしたような気がする。帰り道もひどく寒くつらかった。夜が昼の熱気を残すようになると、空気が甘く香ってやりきれない。だけどもう後戻りできない。後悔とか、そういうものがひどく懐かしい