あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年05月06日(月) 題名

即興詩を書きながら、ときどき思う。

ふだん僕は、詩の題名は全部書き終えてからくっつけるので、
題名からインスピレーションに飛び込む、ってことはあんまりない。
だから、
・・・コレは何なのだろう、と、
思う。

たまにやる手だけど、詩そのものは曖昧なまま誤魔化したり主体を見せないでおいて、
そこで題名をその主体にして、種明かしをする、みたいなこと。
そういう場面では、題名は詩の一部なんだろう、とは思うんだけど。
でも別に、無くてもいい、とは思う。
僕の詩で、「真」ってやつがあるけど、それははっきり言ってただの僕の名前であって
別に真実だとか真情だとかいう意味は無い。
たぶん、本当に良い詩には、題名なんか必要ではない。
短歌に題名がつかないのと同じで。(たぶん。)






 
 
つぶやいてみたところで
かわるはずのない
ささやかなしあわせとくるしみを
ひめていく
いつかかなしみをてに
とおいばしょへいこう
いつかせおうものをすてて
ぼくはこいをするだろう
かたどおりのうたもうたわず
ぶきようなかっこうのわるさでも
ここにあるものは
だれよりもしずかなじょうねつと
ほこりつつ
 
   
2002.3.23



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