あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年04月24日(水) solo

なんてゆーかね。
シバさんがもうすぐ日記やめちゃうんだって。
あらあら。
なんか、ネットっていうのはある意味で現実の世界から乖離しているから、
しかもこの僕がいるネット詩の業界(笑)は、別に無くても誰も困らないはずの
場所だから、(←怒られそうだなぁ。いやもちろん僕は困る。力いっぱい困る。)
無くても地球は回っていくようなとこだから、
なんかねー、たまにいるんですよね。
いきなりふいっと消えちゃう人とか。

それとかね、いきなり禁煙ならぬ「禁ネット宣言」をして、いなくなっちゃう人とか。
んー。さみしーですね。
僕はもう、このネット上の自分ってモノが手放せなくなっちゃってるけど、
そうでない人はたくさんいるのだなぁ、と思って取り残された気持ち。

いいんだ。
別にぼかぁ、詩を書いてるだけで幸せだから。


今日はムシムシした一日でした。今は雨が降ってる。
大学に行ったら成績表が交付されてて、予想通り絶不調な点数に少し落ち込んでみたり。
まいっか、単位さえ取れてたら。
で、今日はゼミ。なかなか楽しい。
でも人前で話すのってめっちゃ苦手なんやけど(涙)

ひさしぶりの「アサガオ」。
ちなみに僕の書き方として、推敲はじゅうぶん書いてから。




アサガオは咲かないまま逝ってしまった


 四角い植木鉢が護る
 華奢な苗は いつも陽を浴びすぎて萎れていた
 まるで水を 喘ぐように
 ひび割れた土の上
 丸く支柱に絡んだ細い茎を
 白茶けた葉が覆って
 もう風の声なんか聞こえないね と
 微かに
 笑って


 どれだけ 代を重ねても
 揺るがぬ大木になることはなく
 冬を越す幹を
 手に入れることはない
 ただ夢に見る
 春も秋も冬もない空を
 小さな黒い種子に 還ることのない熟れた日々を


 ゆずれぬ心があるのなら
 いつかは
 歪むこの茎も
 萎える葉も
 揺るぎなくここに
 立つだろう
 なお諦めぬ希望があるのなら
 やがては
 繊弱な根も地に張りめぐらそうから


 頼りない指先を 伸ばす
 もうそこに
 吸い込むべき水は無いのかもしれない
 ただ這いずる
 この心は大らかな空も太陽も知らず
 ただ干上がる喉を
 焦がされる肌を
 思うだけで



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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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