毎朝お約束の満員電車内にて、めずらしい乗客が。 平日のあの時間帯ではまず見かけない母子の姿。お子さんの年は7,8才といったところ。 あと30分後ならもみくちゃにされなくて済むのに、なんて思って見てみると 子供の顔が思いっきり前の野郎のリュックに押し付けられている。
ただでさえ車内が満員にもかかわらず平然とリュックを背負う奴 (男が多い、更に言うならちょっとヲタっぽい野郎)は臭いデブオヤジ並にウザイと思う私。 コイツを敵視したのは言うまでも無く、子供の不憫さに注意したい衝動にかられる。 バクハツ寸前のところで一息置いてみると、このお母さんにも問題アリと気づく。 どういう訳か自分の子どもの顔をリュックに押し付けたがっているのである。 というのもその日は運良く普段よりは車内が空いていたので 子供を別の方向に向かせればその時点では問題解決となるのだ。 逃げ道が無いなら野郎のリュックを引きずり下ろすまでだが 逃げ道があるならと放っておく事にした。
この人たちは何処で降りるのかなと思っていると 丁度子供が自分達は何処で降りるかを聞き始めた。 **駅か。その一つ前で降りていれば地獄を見ずに済んだのに…。 最後の一駅がエラク混むんだよねー。
普段なら「あ〜押されちゃったよ」と受け流すところだけど今日はそうもいかない。 駅から乗り込んでくる人間をバレないように押し返し←アンタもなかなか迷惑ι せめて子どもを押すことだけはしないでおこうと必死に頑張る。
いよいよ最後の一駅。こっからが勝負だ!(壊) 空き気味とはいえやはりスゴイ。 本格的に混んできたのをいいことに例の野郎のリュックをあからさまに押す。 ちょこっとではなくグイグイと。もう押すべし!押すべし!! ここで野郎が睨んでくるようならこちらもその気どころか 再びこちらを見られないようにしてやるつもりだったけどそうはならず。ちっ!←え? 顔がリュックに押し付けられるなんて嫌だもんな。しかも素材がまた痛いし。 足腰使って押されないようにするなんてまるでリバウンド争いね♪ (本当にそうなのかは知らないけど) とすっかりリバウンダー気取りでいるとようやく**駅到着。長かった…。 降りていくボーヤの背中に「お疲れさん」と言葉を送り座席に座る。疲れたじょー。
↑こんなふうに書いていると子どもに(は)優しいおねぃさんだがそれは子どもによる。 今回の子はちょっと病弱・おとなしめ、と勝手にイメージ。そんなお子さんは守りましょう! やかましく生意気なガキには「社会の厳しさ思い知れ!」と素知らぬ顔をするね。多分。 いや、絶対にそうしてやるぞー。
車内の妊婦・子連れに女性は協力的だが男性はそうでもない、 というのを聞いたことがある。確かにそんな気がしてしまった。 あ、でも男性も1人気にしている人が居たな。 思わぬところで見ている人がいるというのは本当ですな。
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