こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2003年09月23日(火)  シニタイヤツハシネ。


書きたいこと多すぎて、実は一日分すすんでる。ので、二日分まとめる。

京都府の大山崎にある「アサヒビール大山崎山荘美術館」に行ってきた。
私はここの建物と庭が好きで、この近くに住みたい−と思ってるの。

モネの睡蓮が地下の展示室に数点あるんだけれど、
それよりもお庭で丁寧にお世話されているほんものの睡蓮やコケやもみじたちが好き。

ひさびさに行ってみたら、バーナード・リーチと濱田庄司の陶芸の展示をやっていた。
陶芸にも絵にも知識のない人間なんで、もちろん知らない人やけれど(笑)
ズガンときた言葉があった。

「私たちは信念のいと高き共通の表示を目指し責任と利益とを分かち合う事が出来ます。
「私一人で働くのだ」というかわりに「私たち皆で働くのだ」と考えることによって
 この機械時代の手工業者としての主たる経済的問題を解決してきたと確信しています。
 そう考えることによって人々は自分の仕事に信念を持ちかつお互いの仕事に信頼を持つことができ
この信頼こそいろいろな種類の人々の集まりに今尚真の満足を発見し、満足を与えることができると思います。」
「one&ALL」バーナード・リーチ作のピッチャーに添えられた言葉。(抜粋)

なんか、いま読み返してみるとあんまり意味わかんないけれど(笑)
でも、こんな長い文章を書き留めるくらいに、何かを感じたのだ。
「機械時代の手工業者」としての信念ってところにガツンとやられたのかもしれないね。

昨日と今日で、あたらしいポストカードが4種類できた。
いままで出してこなかった自分のキャラだと思うとなんかドキドキする。
(サイトにアップしようと思ったけれど、またしてもコンピューター不調のため次回に持ち越し!)

「愛のうた」は歌っても、「恋のうた」は閉じ込めてきた。
ロックな生きザマに関して語っても、作品としては閉じ込めてきた。
それと同じように、本質は隠してきたように思う。

でも、春名尚子としてのほんとのテーマは“セキララ”
だから、そろそろ、やってゆこうと想う。


BLACK ナオ White ハルナ
そんな感じで。
私の中には、白と黒の私がいる。
大体の人が知ってるのは創られた春名尚子で
一部の人が知っているのは Whiteハルナ。
特定の人の前にしか出てこなかったのがBLACK ナオ。

ハルナを好きといってくれる人のことを、どっかで冷めてみてた。
ナオを好きやといってくれる人のことを、どっかで見下してみてた。
春名尚子を好きといってくれる人のことを、信じれずにいた。

自分自身のことがずっとキライだったから
そんな私を好きだという人の、価値判断を信用できずにいる。
わからないんだよね。自分でも
ほんとの私なんて・・・。

白も黒も愛して、融合してゆきたい。
そのためには、すべてをさらけだしてゆこう
と、考えたのが2000年のことだ。

このサイトをはじめたのだって“セキララ”計画の一環だった。
それから3年近く経とうとしている。
でもいまだ、白と黒の私は分裂している。

まあ、のんびりと行きましょう。
白くて黒くてまるくてとんがっていて、
それでいてトータルな私を
私が作り出した最高の作品だと誇りを持っていえる日が来るまで。


きょうのうた。。。
The ピーズ シニタイヤツハシネ


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