こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2002年05月25日(土) 月闇夜 こころの闇・・・・。


  金曜日、東京に向かった。友達の運転する車で奥多摩へ。

  東京駅から都会の週末の喧噪を横目に

  車はひたすら夜の道を進み続ける。



  月の光に照らされた奥多摩湖。

  やわらかに水面を揺らす風。

  乳白色に輝く月へと続く道。

  月の力が強すぎて、星さえも顔を隠してしまう。



  ライトを消してしまうと、すべてが闇にとけ込んでしまいそうな

  街灯もアスファルトすら敷かれていないまがりくねった細い道。




  すべての生命が静かに夜を語り

 
  すべての生命が穏やかに生を語る




  ひとりだときっと恐くていられないほどの山奥

     どうしてみんな一緒だと少しも恐くないんだろう



  けれど、恐怖に打ち勝つには、

  その恐怖の中にはいることも必要なのだ

  そんなこともあの闇は教えてくれた


  いつの日か準備が出来たなら
  
  その闇にさえ立ち向かうことが出来るだろう




   けれど今は、自然のおおきく優しい愛に包まれて

               穏やかに眠りにつきたい。





       いつの日か



       必ず力をつけて



       すべてのものに打ち勝って


       こころの中の恐怖に打ち勝って


       この闇の前に立つことを誓おう





   そして いつの日か 闇すらも友にして 

   光を闇が融合するその瞬間を 手助けすることが出来るように


   今は 望むことしかできないけれど


   いつの日か

   そうなることを、私は自分自身に誓おう


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