超雑務係まんの日記
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「誕生日さ、お父さん仕事でおウチにいられない、 ごめん。この前の運動会もゴメンだったけど…」
6歳の息子は僕のほうを見ないで、 そっとうなだれながら、 地面に向かってカッと目を見開いた。 そして小石をケリケリしはじめた。
見ないフリをした。 残念ながら父親らしい事は、何も言えなかった。悔しい。
沈黙。
そして彼はうつむきながら 「ママにはオレが言っておくよ。シゴトはイカナイとね。 オレたちのためにハタライてるんでしょ。 だってオレもう小学生だから、シッテルよ」
と絞り出した君、、! こんなに大きくなったんだね、、!
お父さんは、生涯忘れない。
君がオトナになった時、酒を酌み交わしながら、話せる時が来るだろうか。
きっとウチの親父も戦っていたんだなと、 40過ぎて気づくなんて浅はかすぎる。 この前、死んじまったオヤジを想い出し 独り大森で鼻水を出しながらセンチメンタルになる。
君が俺のようにならないよう、どうしたらいいのかな。 もう、俺よりも立派に思える君へ。
ありがとう。
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