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2004年03月19日(金) |
自分の口癖+ちょっといいこと |
トレーニングをしているときってペラペラと喋りまくるので、嫌でも自分の口癖に気付きます。 口癖と言っても普段のお喋りの中で出るものではなくて、 トレーニング中によく言う言葉、つまり説明時の口癖です。 私の場合は
「基本的に〜」 「だいたい〜」 「そんなふうにして」
というのが多いのですが、ひとつだけ、自分でも物凄く嫌な口癖があります。 それは
「おーけー?」
寒ッ。 思いっきし日本人ヅラして何が「おーけー?」だよバカ。 ちなみに使用例はこんな感じ。
「基本的に氷の量はこのラインって決まってるんだけど、だいたいでいいよ。 そんなふうにしてドリンクは作ってね。おーけー?」
バカのようだ。 つーかきちんと教えなさいよ私。
しかしこうやって同じ言葉ばかり使ってると、 自分の語彙の貧困さに気付いて悲しくなりますね。 もう少し賢そうな説明がしたいです。
ところで今日はちょっといいことがありました。 私は今、新人さんのトレーニングについてるんですが 彼女はまだ接客に慣れなくてちょっとスピードが遅いんですね。 今日もテイクアウトのオーダーをひとつひとつ私と一緒に確認しながら用意して、 やっとこさお客さんにお渡しすることができました。 するとそのお客さんは、かなりお待たせしてしまったのに全く嫌な顔もせず、その新人さんに
「ありがとう。頑張ってね」
と言ってくれたんです。 新人さんはとても嬉しそうでしたけど、何だか私のほうが嬉しくなってしまいました。
お客さんからしてみれば新人でもそうじゃない人でも ファーストフード店に来たからにはスピードを求めるものですから 遅いと物凄く怒られることもあるんですね。 実際、私のトレーニングした人の中でもお客さんから「遅い」とクレームが来た人は何人もいますし クレームまでいかなくてもイライラしてる様子というのは伝わって来ます。 もちろん私も新人の頃はよくお客さんに怒られてました。
お客さんに怒られたり、叱られたりすることはあっても 誉められたり、ましてや励まされたりなんてことはほとんどありません。 ですからその分嬉しさも大きかったわけです。
ああ、いいお客さんだなあ。また来てほしいなあ。 そう思うと自然と言葉や表情にも気持ちがこもるものです。
それまでずっと硬くて機械的な接客しかできなかった新人さんは その日初めて気持ちのこもった「ありがとうございます」が言えました。
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