気分刊日記

2007年10月13日(土) 安上がりな新規開拓

先週、新宿のディスクユニオンで中古CDを物色していたらワールドミュージックのフロアのエレベーターホールにちょっとお洒落なチラシを発見。音の中身は未知だけどボーカル、と言うよりバンドじゃない。フィンランドの歌手”Islaja“さん。取り敢えずそのチラシは10/10木曜の渋谷7th Floorのライブのものだったんですが、もう13日の山場に向けて深夜2時とかに帰っている状況では会社を抜け出す事も出来ません。

しかたが無いので断念したが、サイトで音とか聞いたりしてたら所属レーベルのジャケットとかを展示しているアート展の会場で土曜にミニライブを行うと言う事。で、19時開演と言う事で、いつもの様に夕方家をでて恵比寿から歩いて広尾の会場へ。遅れそうで心配だったのでメールで予約を入れて行ったら、余裕があったつもりが建物を探せず外苑西通りを西麻布まで行き過ぎたりして、会場にはギリギリで到着。しっかりした会場かと思ってたら雑居ビルの一室をくりぬいた撮影スタジオの様なスペース。ビルの前を一旦通り過ぎていた・・・。

もう、だから会場は本当に狭い!だってマンションの一室なんだもの、近所迷惑とかも有るからって40人札止め!久しぶりに床にベタ座りでスズナリ以来って、そのスズナリすら何年も行ってないですから腰が心配。周りは(流行の?)北欧に傾倒している様な学生さんくらい女の子や、その学生さんがそのまま社会に出た様なガーリーとネイチャーの間の様な自然体っぽい女子ばかり。あとは、同じ様なインディーズ臭のする音楽やグラフィックやそんな感じの男子やカップル。じゃあ自分はなんだと言うと、ちょっと場違いさん!

最初に、水曜日にも対バンで出ていたと言うバンド“Helll”が小一時間。エフェクターとかサンプラーとかこんがらがる様な配線が足下にビッシリだけど、基本的に音源はアナログ、そしてインプロビゼーションっぽい音の連鎖反応。自分的には大昔にラママとかで聞いた様な、モーリー・ロバートソンの深夜ラヂオで聞いた様な現代音楽と実験音楽と民族音楽の間の様なサイケでマニュファクチュアな音。

Islajaさんが空腹のため少し時間をおいてと言う事で一休みしてから相方のベースのお兄さんと登場。音的にはislajaさんもギターとベースにサンプラーなんかを駆使した音で構成したメロディーっぽいものをベースに、フィンランド語で滔々ささやく様に叫ぶ様に歌うヴォーカルがオリジナリティーを出す。言語的にはフォーキーなんだけ音の使い方はアグレッシブでそのギャップを彼女のヴォーカルとヴィジュアルでまとめあげているんでない?でも、やっぱり、スティナとかもそうだけど北欧系の音楽って暗い感じ、ポジティブに言うと、内に秘めた小宇宙(コスモ)を鉄の扉の隙間から解き放つ深遠さというか、そんな重さがあるんですよ。

因に、当日会場で最新の3thアルバムを購入しましたので聞いてみたい友人は言ってください。下記のサイト、Fonal Recordsでも一部試聴できます。

 Islaja
 Fonal Records
 Fonal Records Art Exhibithon(ごめん、もう終わってる・・・)
 


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