気分刊日記

2006年08月01日(火) 少女漫画ばかり

映画の日なのでだいぶ前から5本ハシゴ計画を立てていたのだが、昨夜、ふらっと真夜中ドンキーホーテいって帰って来てヤフオクやら、何やらの整理していたら朝5時に寝たので、いつも通り8時に起きたらばかみたい眠くて、「このままじゃ劇場行っても寝るな」と思ったので二度寝してダラダラしていたので結局16時頃でて、『ラブ☆コン』『笑う大天使』の2本観てきました。「colors」か「全身と小指」辺をレイトショーでも観てこようかと思ったんだけど、片付いてない仕事の事が気になって、気が引けたので観ないで帰ってきました。損な性格だよなぁ・・・。

映画的には『ラブ☆コン』が75点位で、『笑う大天使』は45点くらいかな。でも、今週末にでも観てくる「ハチミツとクローバー」にも出ている関めぐみは及第点なので安心してください。

あと、チラシが有ったのですが、森秀樹の「墨攻」(ビックコミックに連載してた)の実写が有るそうですね。サンデーに連載していたゴルフ漫画「青空しょって」も読んでましたよ。まったく、端から日本マンガの実写化が行われているけど、考えてやっとるのかいな?

「ラブ☆コン」:渋谷のQ-AXシネマで観たんだけど、夏休みの少女達を見込んでなのか、スクリーン二つ注ぎ込んでフル回転。のはずなんだけど、あまり入ってなかったです。でも、やっぱり中高学生位の女の子連れが多かった。カップルも。で、野郎の一人は俺くらい???恥ずかしかったけど、映画はかなり面白かったと思う。

ラブコメで漫画原作のノリをアニメや特殊効果などを程よく盛り込み、なおかつ曲がほぼ'90年代のJ-POPだったり(エンディングのmisonoも声だけ聞いたら広瀬香美ぽい)、温水洋一、森下能幸、田中要次、寺島進、など意外なキャスティングや、ムツゴロウさんや南海キャンディーズ、オール阪神巨人などの飛び道具などは、脚本の鈴木おさむのセンスも入っているんだろう。

なんか主人公の藤澤恵麻は背は高くてモデル出なんだろうなぁってのはわかったけど、顔も幼いし胸無いしこれから成長するんだろうと思ったら、実は劇中の仲良し6人組の中で一番年長(24)だったとは・・・。因にその相手役の小池徹平は(20)、メガネをかけてまるで小倉優子のようだった工藤理沙が(23)、男子二人は省略して、一番クドくて老け顔(化粧が濃い)だった玉置成実が(18)だったと言うのだから驚いた。で、皆高校生役(ダよね?)だし。

まあ、少女漫画原作の恥ずかしくなっちゃうくらい胸キュンなラブコメを、映画なりの面白さに纏めた鈴木おさむの脚本が上手かったのだろうし、バランスの取れたCGや色彩や大げさな演技の配分は監督の手腕(特に編集)もかなり的確なのだろう。唯一、最初鼻についたのが関西弁の設定かな。谷原氏が出てくる後半の展開もちょっと厳しかったけど。

先程の音楽のセンス、シーン毎にひっきりなしに変わる衣装や、アニメ&CGを使った脚色、全般的に原色系の色彩設計なども、全体としての話しの筋がはっきりしているのでちょっと位ぶれても安心してみていられる。

そうだなぁ、「下妻物語」とかと同じような雰囲気を持ったオリジナリティー感じさせる青春ラブ・コメの傑作でした。


『笑う大天使』:この作品の前に観た、同じ様に少女漫画を原作にした『ラブ☆コン』の出来が良かったので、本作のダメさ加減が余計際立った。主要キャストの3人は「ラブ☆コン」のメンツよりも演技がうまいし、可愛いのは当たり前だったのですが、周りの女学生がことごとく胡散臭かったり品が無かったりで、良家の婦女子には到底見えないのが寒い(わざわざちょい役なのに谷村美月さんやキタキマユとか使わんでも良かったのでは?)。それに、原作はどうなのかわからないけど、延々主人公の心の独白による一人突っ込みは、説明っぽすぎてウザイ。

そんな、キャスティングや演出が中途半端なのに合わせて、背景やら効果やらで所かまわず使用されるCGが、ある意味酷さを脚色している。百歩譲って黒いスクビー(CG犬)“ダミアン”は見逃すとしても、景色やら何やら、ハウステンボスのロケ以外はほぼCGで景色が合成されていると言うのはいかがなものか?ラストの樹里っぺの[巨大化]は、マンガ原作のコミカルな部分&非現実的な部分の演出としては、せめてそのシーンは実写でしょ!その前の海に身沈んでゆくシーンからCG使ってるんだもん。

救いと言うかまあよしとするのは、主人公の兄役の伊勢谷友介の鼻づまり台詞が以外に役柄に合っていたのと、その婚約者役(ちょっと品が無いので厳しかったけど)の菊池凛子のノーブラ演技。そして、更級柚子の母親役の伊藤修子(拙者ムニエル)は僅かの出演時間にも関わらず物凄いインパクトです。

終盤「チャリーズ・エンジェル」をパックていると言うのは聞いていましたが、アクションシーンまで中途半端ではもう目も当てられません。マンガ原作だから何でもありと思うのは結構ですが、なんかはっきりとは言えませんけど、根本的な部分で中途半端な感じがする作品です。原作のファンはナンと言うのでしょうか?キャラだけ良くて後ダメって感じかなぁ?「何処までかけ離れたのか?」と言う意味で原作読んでみたいね。

居並ぶ少女マンガ原作の中でも、結構制作費がかかっているとは思うんですが、かなりダメな部類。要素を詰め込みすぎてそれをCGでカバーしようとする勘違いが引き起こした中途半端な作品。


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