2003年07月21日(月) : 資料の誘惑

大修館書店の『大漢和辞典』全15巻セットの24万円という値段に、眩暈を起こしそうになった今日この頃です。
学生の時は、工具書類なんかは大学の資料室を利用できたのですが、卒業してしまえばそういうわけにもいかず。大体、大学は遠いですもう今となっては(約一時間半の距離)。
もっとまめに論文のコピーをとっておけば良かった、と後悔しきりの今日この頃です。とはいえ、自分の専門の方だけで精一杯で、あっぷあっぷしていたんですが。当時は。そして、コピーしておいた論文の上っ側一文字分が切れているという、自分の迂闊さを呪ってみたりしてます……。

少し大きめの書店に行くと、必ず歴史や思想のコーナーを覗きに行きます。
歴史に関しては、専門書の類は専門書店まで行かないと駄目なんですけど、大きい書店には岩波書店や平凡社、汲古書店から出たようなものは置いてるので。
思想はもう、道教の本を。主に、道教の呪文を知りたいのです(笑)。
それから、ちょっと文化史も覗いてみたり。これは洋の東西問いません。『倫敦事典』……ちょっと惹かれました。霧の都、ロンドン! 私の興味は19世紀ビクトリア朝のロンドンですけど。ピンポイント、分かりやすすぎ!
めっきり、娯楽としての読書をしてないです最近。
資料はアレも読みたいコレも読みたい、なんですけど。
道教といえば、もう神様を適当にでっち上げる気力は無いです……。そのまんま使用するつもりです。道教の神様は、星の神格化も多いし、儀式の一つである、北斗踏みが使えなくなっても困る……。(そしてまた漢字が出ない!)だから天文もそのまんま。

結局、都市生活を書く、ということは非常に広範な資料が必要になる、ということなんですね!
そして、アレはどうだ、コレはどうだ、と、細かい調べものに時間をとられるわけです……。









前日 目次 未来
荒野 龍輝 メニューに戻る