2003年07月13日(日) : 人間関係

私じゃなく、キャラクターの、です。
しかし、やはり作者の性格を反映してか、あまり社交的なキャラクターってメインにいないんですよね。嗚呼。
死んだ恋人を忘れられないレオンハルトは、明らかに人付き合いは「狭く深く」のタイプ。元々、寡黙というか口下手なので。交友関係は別に広くなくていいし、孤独にも耐えられる。けど、自分の大事な人にはずっと幸せで居て欲しい。そういう人です。自分には厳しいけど、他人には優しいって、随分、苦労性だ……。外見と名前は派手、でも性格は地味、な彼。
カインはというと、彼の場合は、変な言い方をすると、受身なんですよね、ことごとく。他人に対して。相手を受け入れているように見えて、実は自分の本心は見せてない。で、カインもまた孤独に耐えられるタイプなので、レオンハルトよりもある意味、人間関係が希薄というか。薄情というんじゃなくて、他人と距離を置きたがるんですよ、この人ね。まあ勿論理由もあるんですが。そういう意味で、どうしても受身になるんです。基本的に、レオンハルトは18歳まではずっと幸せだったんですけど(アルテミシアの件を除いては)、カインはあんまり幸せでなかったので、早い子供のうちから、自分の心を守る術を身に着けざるを得なかった、ということです。うわー不幸だ(あんた……)。

『華京』に目を移しますと。
祥竜の場合は、ああ見えて実は結構用心深いのです。他人に対して。横柄ですけど。そういう育ちなんで。
秀昂は人が良すぎるくせに、何故か騙されない。意外と世故に長けているのかもしれないです。
ぱぱ? ぱぱは息子がいればそれでいいのです(笑)。
後は市井の人だしなあ。昭怜なんかは、劇団女優という立場上、あんまり世界は広くないし。孝姫さんは立場が立場だけに、社交的では困る。游敬も立場が立場だ。葉喬や待崇はある意味(笑)、求道家なので、ストイックだしね(爆笑)。
明らかに社交的なのは暁華さんか。人材斡旋業。違うしそれ。

どいつもこいつも、我が道を行くのね。ある意味、羨ましいわい。
しかし、よくもこう非社交的な連中ばかりで話が出来るもんです。
非社交的同士でうまくいってるのですが、『Shadow Saga』は。ツッコミ同士で、非社交的同士かぁ……(苦笑)。まあ、お互いがお互いを大事に思っていることを知っていれば、彼らはそれでいいんでしょう。いや、変な意味じゃなく。結局、どっちも「狭く深く」だし。テーマが「魂の救済」だから、それでいいんです。

やはりキャラクターには作者の人間性が反映される……。嫌すぎる結論!!(ちなみに私は単なる無精者ですが)

すみません、何だか異常に迸る思いがあるのですが、何処にぶつけたらいいねん! と持て余しております現在……。何なんだ。自分で。









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