2002年06月11日(火) :
卵と鶏・第二弾
「物語が先か、登場人物が先か」 物語内での優先順位。 よく考えたら、自分で書く場合、どちらにも等価値を置いているものがありました。
その名も『フィルキス英雄志』。 Webでは設定しか発表してませんが、この作品は、私の中でとても特別な意味を持つ作品なのです。 架空歴史ファンタジー、と位置づけている話なので、「フィルキス大陸」という舞台で、人がどう生きて、そして死んでいくか、です。 歴史を作っていくのは人。 そして、時に歴史の趨勢の中では、人は無力。 だから、物語と人はこの話では等価値です。 一応、三部作で、ガルア帝国勃興〜終焉までを題材にしてます。 『英雄志』の後に、こっそりと「現代編」があったりもしますが。これは英雄の時代なんかとっくに終わって、もう歴史とか物語の中にしか存在しない時代なんで、『英雄志』というタイトルには全くそぐわないんですけど。これはお遊び。
一応、凄まじく長い話であること、それだけのエネルギーを作者の私にも要求する話ですので、Web上ではちょっとなぁ……という話なんですけど。 じゃあ何処で書くの、と言われると「…………(沈黙)」で返すしかない、不甲斐ない私。 学生時代に、『外伝』と称して、漫画6本描いたんですけど、如何せん10年近く前(!)に描いたものもありますし、再録は無理! 絶対無理! 嫌ー!(絶叫) だからって、今更24P×6本なんて、よーリメイクしませんし……。 と、とりあえず、「列伝」を頑張りますので、大目に見てください。
大風呂敷広げるだけ広げて、コレかい。 でも、「列伝」だけで、48人いるんです(青)。
|