2002年06月09日(日) : 傾向と対策

……終わった後の物語、を書くのが好きかもしれません。
『Shadow Saga』は、まさにその典型。
本来は、別々の物語の登場人物で、レオンハルトもカインも、別々の結末を与えていたんですよ。ついでに、二人とも、いわゆる「主役を食っちゃう脇役」ポジションで。
レオンハルトサイドに関して言えば、元々の主人公はフリードリヒです。そんな感じでしょ? 熱血の「不屈の剣士」。ヒロインのユリアナと結ばれるのもお約束。
で、私がレオンハルトに別に与えていた結末というのは、彼は一応、旅立った後、隠れ里みたいな所に落ち着いて、そこで何だかんだあって、フリードリヒとユリアナの次男を養子に貰って、その後ちょっとごたごたあって、……年取って、サヨナラー。
うわー!!
全然、救われてないんですよね! 「死こそ、救いか……」みたいな感じで! レオンハルトは、すっごいとっつきにくいキャラのまま終わっちゃったし!

カインの方は……もう、彼の物語の終わり方が、今と違いますから。
終わった後なのに、一波乱あって、そのキーパーソンがカインで。その波乱が終わった後、結局彼は旅立つんですが。

共通点が「救われねえ……」。
で、この二人を引き合わせてみたわけです。
やや、カインが割を食っている気もしますが(気?)、それでも、二人とも互いに出会えた事で、随分、救われたと思います。

『フィルキス英雄志』が三部作になったのも、元はといえば「その後」のことを考えたのがきっかけだし。

書きかけで中断している話、これも完成させたいものがあるんですけど。
これは和風もので、ぶっちゃけていえば、新撰組。……を、荒野のキャラにしてみたって感じのものなんですけど。世界的には『華京』と同じなんです。時代が違うけど。「爪牙隊」シリーズで、やっぱりこれも終わった後の話。

これって、結局、自分の好きな作品(小説にしろ漫画にしろゲームにしろ)が終わった後に、色々な思いを馳せる(妄想とも言う)ことから来てるんですかねえ。笑









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