2002年05月09日(木) :
ネーミング
いや、キャラの名前じゃなくて、アイテムの名前。
実は、私はめっぽうこれが苦手なのです……。 やっぱり、ファンタジーものの主人公とかには、カッコいい名前のアイテムを持たせてやりたい親心じゃありません? 神話とかに出てくるああいう武器なんかの名前、一体どうやって名づけられたんだろうなあ……。 ケルト神話の銀の腕のヌァダの応酬丸(アンサラー)なんかは、そのまんまやんッ! というところですが(笑)。ところで、アンサラーはルーの剣とどっちが正しいんでしょう……。 ケルトだけで言っても、ク・ホリンのゲイ・ボルグとか。ルーのブリューナクは「貫くもの」だっけ? ケルト関連で言えば、アーサー王のエクスカリバーも。エクスカリバーに関しては、これはアイルランド語で、ウェールズ語に直すとカラドヴルフ、つまりカラドボルグ、「硬い稲妻」という意味らしい。 北欧神話の雷神トールのミョルニルは「粉砕するもの」……これもまんまですな。オーディンのグングニルは有名ですよね。ヘズのミストルティンとか。シグルズ(=ジークフリート)のグラム。ワーグナーの『ニーベルンゲンの指輪』ではノートゥングって言うんでしたっけ。あれ? その父親のシグムンドの輝く剣は何て名前だっけ……。北欧関係はアイテム名が充実してますね。RPGなんかでも聞く名前が多いでしょう。ラグナロクを告げる角笛ギャラルホルン、首飾りブリーシンガメン。ん? そういや、バルムンクも確か北欧神話。 日本でも、スサノオノミコトの天叢雲剣とか。
ファンタジーで言ったら、ムアコックのエルリック・サーガのストームブリンガーしか思いつきませんが、あれのモデルは北欧神話に出てくるテュルフィングだとか。
そういう意味では、北欧神話やケルト神話が、現在の所謂ファンタジー作品の原型になってる部分があるのかもしれませんね。
アイテム名って、そりゃ流用してもいいんでしょうが。何かやっぱ他でも使ってるし、使いまわし? ……という気がするんですよね……。 だからって、今更ですが聖剣“慈愛(べネヴォランス)”ってどうよ?と思うんですけど。苦笑 何かこれは人間の名前つけるより、本当に苦労。 いいアイディアって無いもんですかね……(他力本願)。
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