NINJA-SYSTEMS
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 自信を持って、どこにでも連れてゆくよ

彼の 好みのタイプが

およそ私のそれとは 大きく違うことは

薄々わかってはいたけれど、

彼は 従来の自分自身の価値観とは別の所にある

私の良さを 心地良いものとして感じてくれ、

その部分で私に心惹かれた

そのことが、今日の私たちを 形成している。







彼は 私の中にある 同志としての強い意思に感動し

それを良きものとして認識し、

あまつさえ 賞賛してくれる。







例えば、彼の窮地にあって

私が的確な筋道を いち早く彼に提示する。

当事者である彼には 見えずらい仕事上の筋が

第三者である私には かえって良く見える事もあるのだ。







そのプランを聞いて 彼が そのとうりだと感嘆してくれる。

そして、なんという大胆で的確な発想だと 賞賛してくれるのだ。

リーダーの資質の一つは 正確なジャッジにある。

占いに頼るトップが意外にも多いのは トップ故の孤独がそうさせるのだ。







また彼は 

今まで女性を簡単に捨て去ってきた そのからくりを

私に説明してくれた。

隣に華やぎのある美人を常に置き

パーティーなどに出席することは

一つの ステータスのようなものだったと

私にそう語った。







美しい事が最優先される同伴者としてのそれは、

プロのホステスである事も多かったそうだ。

美は 歳とともに減衰する。

経年による衰えが見てとれると 

いとも簡単に捨て去ってきたそうだ。







その 自分の中の常識を

覆す存在として 私が現れたらしい。

私を






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心の中で そう誇っていると 彼は言う。







店の者が

今まで連れていた女性たちとは全く違いますねと

たとえ思ったとしても、

僕は 自信を持って 瑠璃ちゃんをどこにでも連れてゆく。










彼の言葉を聞いて

私は 心から嬉しかった。






2008年12月21日(日)
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