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るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
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るり子



 イヤでも働けぇ〜

昨夜

私は仕事上のメールを処理していました。

深夜のことです。

日曜でもありましたし、月曜の仕事のための

ネゴシエーションの意味もあった大切なメール処理でした。






この日曜

彼はどんな休日を過ごしているのか

昼の間は少し心の中であれこれ想いをめぐらしてはいましたが

メールを書き出した時には

すっかり仕事モードになっていて

彼のことは正直頭にありませんでした。






突然

彼専用の メールの着信音が鳴りました。

とても驚きました。

彼から率先してメールがあるとは

まったく想像をしていませんでしたから。






メールが珍しいのではなく

メールを送信しようとした 彼の心の変化が

意外だったのは言うまでもありません。






「今までオーナーと飲んでましたぁ。。

ここ数ヶ月休んでなくて、まじ、キツイっす。

俺なんで働いてんだろう・・・。はぁ〜。もう嫌やぁ。。

はぁ〜、わりぃなぁ。。変なことゆうてもうて・・・。おやすみぃ〜。」





ここ一週間

彼からのメールは

とてもビジネスライクな感情を無理にそぎ落としたような

そんな口調の短信でしたから

このメールは異例中の異例といっていいでしょう。





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と、

そう返したのです。



ヨッパした彼が、コレだけの量のメールをするには、30分近くかかっているはず・・・・・・・





今までの経験から

私は彼の状況をおそらくかなり的確に掴んでいたと思います。

彼は まだ帰路の途中だわ。







「イヤでも働けぇ〜かぁ。。だな。。うん、、おやすみぃ。。」



  

この着信が再び彼から来るまでに

42分を要した彼。




既に時は

零時を とっくに回っていました。




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今から退社です。

映画を観て帰宅するつもりです。





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2003年06月09日(月)
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