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■ 火に行く彼女
川端康成の短編小説ばかりを集めた
「掌の小説」に
火に行く彼女 というたった2ページの小説があります。
私は今朝
彼の夢を見ました。
その夢に突き動かされて、
早朝四時半だというのに、彼にメールの送信をしたようです。
したようです というのは、
かなりいい加減な記述ですが、
夢と微妙に混ざり合い
それが うつつ なのか
はたまた 未だ夢のさなか なのか
目覚めたときに 判断に迷う気持ちがあったほど
それは混沌としたものでした。
川端氏は 火に行く彼女の中でこう結んでいます。
【夢は 私の感情である。
夢の中の彼女の感情は、私がこしらえた彼女の感情である。
私の感情である。
そして夢には感情の強がりや見栄がないのに。
そう思って、私は寂しかった。】
私の夢の中の彼は
私の希望に沿って、自己の意見を曲げて
私に従ってくれていました。
川端氏の言をお借りすれば、
夢には感情の強がりや見栄がない
つまり、彼はいままで
私が今朝見た夢のようにして
私の意見を汲み
私に折れ 妥協し 許してきてくれた
ということでしょう。
彼は このままいい加減なフェードアウトをするはずがない。
必ず何らかのアクションはあると思います。
もうしばらく、待っていて欲しい。
ということで理解していいのでしょうか?
彼に拘ることがなければ
お食事やドライブ、さらにベッドをも
しかも、愛情を持ちつつ
提供してくれる人は
はっきり言えばいるのだけれど、
不器用なことに 心が全く動かない。
だから
新しい関係など、彼以外の所で始まる訳がないのです。
昨日の、プーラン・デヴィーとは全く環境を異にしますが、
そして この本の主眼はそんな所にはないのだけれど、
上巻で
彼女の生い立ち描写で挿入されている
結果
中国の女性軽視につながる記述にも
私は悲しい感情を持ちました。
イヴはアダムのあばら骨か?
違うだろ。
それを言うのなら、
アダムだって、土くれだろ。
のような感覚は、一生拭えそうにない。
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2003年05月29日(木)
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