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■ みているもの、していないこと
神輿の担ぎすぎで、腰がもろにやられてしまった。中腰の作業で負担がきつい。 やーめた、とつぶやいて、車一台通らない園内道にごろんと転がった。
久しぶりの青空に、ちぎれたような雲がたくさん浮かんでいる。 これも久しぶりに、ほーっ、とため息をつく。
どこにいて、何を見てるんだろう。 ここでの生活が、自分にはきっと必要だと信じているから、毎日土まみれにもなる。さわれなかった軟体動物たちとも仲良くする。 それでも……。
よく、わかっている。 何をしなければいけないか。 したいことを、迷い迷いして、何千マイルも遠回りして、しっかりとつかんできた。今だって、そうしている。 それなのに、しないまままた一日を終えてしまった自分。 そして、そんな自分にまた言い訳をしている。
キツネの芸と同じなのだ。 びびっているかぎり、成功することは絶対にない。 つかんだものを信じて、自分が踏ん張る。逆立ちおりでもブリッジでも、「絶対無理」を少しずつ無理ではなくしていく。
そんなことを考えて、でもやっぱり、それに向かって何もしないまま。 怠け続けて、言い訳を用意し続けて、汚い自分にうんざりしながら、素敵な速度で老化していく。
このまま、死んでいくか。 それもまた一興。 それまでに、何文字の御託と何百kgのうんこを垂れ流すことやら。
もう、5月22日。ちなみに、 2003年05月23日の日記 2002年05月29日の日記
俺の近眼は、何を見ているんだ。 2001年05月22日なら、覚えている。上海から蘇州号に乗船した日のはず。
2004年05月22日(土)
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