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■ 「ところで、村上春樹は滅ぼされるべきである」 / カンボジアの安宿
ちょっとした用事で松山へ行く。 通勤時間の電車に乗るのなんて、いつ以来だ。 ただし、電車は30分に1本しか来ない、のんびりした通勤ラッシュではあるけれど。
意外に早く終わったので、開店したての店なみを冷やかしてあるいたり、久しぶりに本でも買うかとうろうろしているうちに、飽きたので電車に乗って帰ることにする。
村上春樹編訳『バースデイ・ストーリーズ』を、つい買いそうになるが、寸前で思いとどまって棚に戻す。 「またハルキかよ!」 なんて。
現代の文学界というのは「いかにしてハルキ文学から脱出するか」が大きな課題の一つらしい。ハルキ文学、もしくはすばらしき「僕文学」(斎藤美奈子だろうなこういうネーミングは)は滅ぼされるべきものであるらしい。
どんな演説をしていても、 「ところで、カルタゴは滅ぼされるべきである」 必ず最後にこう言って締めくくったローマの政治家、大カトーをなんとなく思い出す。
あっさり帰ってしまったので、遅い昼ごはんを食べてから山へ。
死因は麻薬過剰摂取!? ダイアナ元妃の義理の兄、カンボジアの安宿で死亡しているのを発見される 別の記事を読もうとしたけれど、こっちのほうがよっぽど面白いや。 プノンペンらしいけど、まさかC**ITOL HOTELでは。。 あの危険な雰囲気、退廃的な空気・・・もう一回行ってみたいなと思ってしまう、引きずり込まれるような魅力。
カンボジアは今、環境がめまぐるしく変わっているはずだ。俺が行ったころの雰囲気(赤線に遊びに行った人が帰ってこないとか、警官が白昼堂々と拳銃を突きつけて賄賂を掠め取るとか)はもうないかもしれない。そんな中、どこまでも変わらないダメっぷりを続けているのが、安宿旅行者ってもんかもしれないね。
と、ビビリゆえに1mgのクスリもやらず、女あそびもしないチキンてんのーは(まあ、そんな自分が好きではあるが)わかったような顔をするのでありました。
それにしても、Lady Diも浮かばれませんねー。
2004年04月30日(金)
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