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■ (日記) 芝居見物 (凝縮された楽しい一日)
いやぁ・・・・・・面目ないったらありゃしない・・・。 東京に行くと、ついつい嬉しくてはしゃぎ過ぎてしまい、自分たちの身体に爆弾を抱えていることをすっかり忘れてしまう二人なのだ・・・・・・。 当日は楽しさと嬉しさで興奮しているせいか、身体もさほどしんどくない。 しかし帰ってからが、やはりえらかった・・・・・・。 まぁ、とりあえず日曜日のことから書く事に・・・・・・。
日曜日は朝7時20発のバスに揺られ、新宿へ・・・・・・。 途中トンネルの崩落事故で迂回路を走るが、一体新宿に何時につくのか、いつもよりどのくらいの余裕を持てばいいのか、アナウンスもないのでまったく検討が付かない。 40〜50分ほどの遅れは覚悟とは、ダウアーからも聞いており、況してや年の暮れなのでトラックも多いのかと思いきや、日曜日のせいか道はガラガラで、予想よりずっとずっと車の流れがスムーズだ。 途中で長〜〜いトンネルに入った時は、さすがにちょっと身震いした。 でも無事にトンネルを抜けてホッと一安心。
トンネルを抜けたあたりでケンさんから立て続けに3回ほど電話が入る。(笑) (どうしよう・・・・・・。出たいのは山々だけど、バスの中なので出るわけには行かないのだよぅ・・・・・・)
「バスの中だから・・・」と、メールを打とうとするたび、立て続けに着信があるので(笑)メールを打つにも打てない状態で・・・・・・(爆笑) (この間約10分ww】 気は焦るわ申し訳ないわで、独り言をブツブツ呟くアタシに、隣の人が妙な視線を向ける・・・・・・。
ようやく着信が切れたので、また掛かって来てはいけないと、自分でも驚く程の神業でメールを打ったら「昼を一緒に食べるので新宿で待ってるよ」とのメールが返って来た。 (うわぁ〜っ、マジ!? 嬉しい!!!!!!やった!!) それも小声ながら、つぶやいてしまい、又もや隣の人が怪訝そうな顔を・・・・・・。
皆に知らせようと思ったが、みんな座席がバラバラ、かつ、後ろを振り返れば二人ともスヤスヤお休みのご様子なので、仕方ないからメールで・・・・・・。 まぁ、気づかなきゃ気づかなくていいか・・・。
新宿についたが降車口にケンさんの姿はない。 (ありゃりゃ?どこで待っているのだろう・・・・・・。)
少し探し歩き、ようやくケンさんとmeiさんのお姿を見つけ、皆で再会を喜び合う。 その後フランス亭というレストランに入り、ビールで乾杯し、皆でステーキを・・・・・・。
サプライズ好きなケンさんは最初、アタシたちに黙ってバスの降車口に立ってて、皆を驚かせようと思っていたらしいが、どこにバスが着くのか、何時に着くのかも解らないので、それは諦めたらしい(如何にもケンさんらしいなぁ・・・)
食事をしながら少しばかりの時間だが談笑し合い、ケンさんたちは既に芝居を観終えてるとのことなので、タクシーを拾ってケンさんたちとお別れし、一路2丁目の劇場へ。
劇場前で整理券を受け取り、noriさんが現れたのでご挨拶をしたら、何とnoriさんが手土産を・・・・・・。(普通はこっちが差し入れ持っていかなきゃいけないのに・・・・・・ww) 近くの喫茶店で開演まで時間を潰し、いよいよ地下の小劇場へ。
ここでアタシはソワソワドキドキしながら、一人のお方のお姿を探す。 確か、かの四天王のお一人、EVI様が来てらっしゃるはずなのだが・・・・・・。しかしお姿が見当たらない・・・・・・。 あれれ?来られなくなったのかなぁ・・・・・・。さみしい・・・・・・。
しかし開演ギリギリで、その麗しきお姿を拝見した時には、又じわっと涙が出そうに・・・・・・。 思い切り手を振ってアピールする。 そしたらダウアーがEVI様に呼ばれ、何やらダウアーに耳打ちを・・・・・・。
アタシ達は、もしかしたらダウアーが舞台に引っ張り込まれ、皆にいじくり回されるんじゃないかとかなり期待をしたのだが、残念ながらそうではなかったみたいで(笑)芝居の要所を説明してもらっていたらしい。
そして程なくして芝居の幕開けが・・・・・・。
正に新宿二丁目のゲイバーが舞台になった、総勢10人ほどのお芝居。 女装はしていないのだが、もちろん皆さんが全てがゲイという設定。 そこに集う人々の個々の事情ドラマ。 我が友人noriさんはマスター役。なので主役なのではないのかな?
しかし、いままで一人二役とか三役という芝居は何度か観た事があるが、二人一役という設定は珍しく実に面白い。
要はマスターの人格が二通りあり、本音(底意地が悪くてすごく毒舌なマスター)と、建前(水商売とはなんぞよの常識ある、優しいマスター)の人格を、それぞれ二人の役者さんが演じている。 その建前の優しいマスターの方がnoriさんの役だ。 なので本当はマスターは一人なのだが二人居るみたいに見えるのだ。 なのでEVI様がそこを説明してくれたのだ。
オープニングは正にからくり箱が舞台なんじゃないかなぁ・・・と思ってしまった(笑) 暇〜〜〜〜〜な店が舞台なのだ。(笑) 況してや火曜日という設定までからくり箱みたいだった。 からくり箱は魔の火曜日と呼ばれる日があり、最もお客が少ない・・・・・・。
ところがそこへ一人の客が来、又一人、またひとりと、満席になりつつ、その常連達の複雑な愛蔵ドラマが繰り広げられていく訳だけど・・・・・・、たまにからくり箱も火曜日に満席になったりすることもあるもんなぁ・・・・・・。 そして客同士のしがらみや愛憎とまではいかないまでも、個々の人間ドラマがあるしなぁ・・・。
なにか、店ってどこもあんなもんなのかもしれないなぁ・・・・・・と、アタシは妙に説得力があってとても楽しめた芝居だった。
noriさんが言ってた、チョイハプニングなども、派手なものはなかったが、ところどころで楽しめた。(本当は無い方が良いのだろうが、アタシ個人的には、あればあるほど嬉しいww) 特に(A)役の人がセリフ食ったり噛んだり妙な間が空いたりして面白かった(笑) それについて後の食事時間に皆で「(A)と名のつく人は、何か共通キャラが有るのかねぇ・・・」と、話題が盛り上がった(笑)
芝居が終わると早変わりでドレス姿になった出演者たちのレビューがあり、それが昭和ちっくでおかしくて、可愛くてとても素晴らしかった。 何か此処では皆さんの頑張りや、此処に至るまでのご苦労話なども多少は知っていたので、感動してうっすら泣けてきてしまったよ・・・・・・。
ともかくすごく楽しく、素晴らしい舞台でした。 来年もぜひ観に行きたいと思います。
お芝居が終わり、EVI様とハグをし、少しお話してみんさんとお別れし、アタシ たちは下北沢へ美味しいカレーを食べに・・・・・・。
またまたビールで乾杯し、今日観た芝居について、今回の東京行きについて、あの異空間の不思議な魅力について、そこに集うこれまた異色な人々の世界観について・・・・・・ETC。 いろんな話をしながら楽しく美味しく食事をした。 アタシ は昔からあんな世界に良く馴染んでいたからなぁ・・・・・・。 東京に帰りたくなる・・・・・・。 松本はアタシには寂しすぎる・・・・・・。 帰りたいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!(号泣)
今回は泊まりではなかったし、時間もお金もあまり掛けられなかったけど、会いたかった四天王の全てにお会いすることができ、観たかったnoroさんのお芝居も堪能でき、短時間ながらものすごく凝縮された満足感に浸れた東京だった。
いろいろなことに悩み、ボロボロに傷んでいた心には、時々こういった最も自分の魂が求めるような不思議空間でのリフレッシュが必要なんだなぁ・・・・・・。と、改めて感じた。 ダウアーもあの不思議空間や不思議な人々の虜に、徐々になってるみたいで、これを読んだダウアーのお母様は、さぞやご心配になることだと思う・・・(笑)
でも、多分ダウアーは大丈夫だと思います。(多分ですが・・・・・・ww) アタシ の目の黒い内は、あなた様の息子さんは責任持ってまっとうな道を歩ませるつもりでいます(笑)
東京で歩きすぎ、階段の上り下りをし過ぎたせいで、当日はなんともなかったのだが、翌日は二人とも寝床から出られぬくらい、足と腰にきてしまい、今もなお、体中湿布だらけです。 普段あるかないもんなぁ・・・・・・。東京をなめるんじゃなかった。(涙) ケンさんのバイタリティーと行動力と体力が羨ましい・・・・・・。
魔界の皆様、今回も大変お世話になりました。 noroさん、おつかれさまでした。 大変楽しいお芝居をありがとうございました。 ますますnoriさんの不安・・・・・い、いや・・・大ファンになりました。 また東京に行けた時にはかまってくださいね。
そして皆様、また松本にも遊びに来てくださいね。
アタシ も暇だろうがなんだろうが店頑張ります。 そして誰も客がいない時は、一人二役になって、あくびしたり、トランプ占いしたり、あくたれ吐いたり、自重したりしながら、時間を無駄にせず、シャンソンでも練習することにします。
2012年12月11日(火)
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