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■ （日記） 昨夜はフリー客デーだった。
うちの店は二段ほどの階段の奥にドアが有り、外見もスナック風なので入りにくいのか、フリー客はあまり入ってこない。
しかし昨日は何とフリー客が３組も来た。
常連客はちょっとだけ覗いてくれたダウアー一人のみ。
一組目の年配のお客さん（一人）は、６０歳くらいで、きちっとした身成りで、如何わしい店は好きではないなどと言っておられながら、何故か話題はデジヘルやキャバクラや中国マッサージの話ばかり……（笑）
アタシがなんとかまともな方向へ話を持って行こうとしても、何故か徐々にそちら側へ行き着く……。
よっぽどそう言う世界がお好きな方なのね……。
以前からくり箱は、ナイスバディーとか言う、タイ人がやってたお店だったので、その名残を求めていらしたのでしょうが、ごめんなさいね。今は方向違いのごく健全な（？）お店になっておりまするです。
そして二組目のお客さん（やはり一人）は、長野県の生まれだそうだが、大学時代東京に長く住んでいたと言う、やはり６０歳くらいの年配のお客様。
おひげを携えた一見遊び人風。
久々に松本の奥地を探索していたそうで、アタシの店の看板に惹かれてたどり着いたらしい。
ほんの一杯のつもりで来たみたいだが、カラオケがお好きだそうで、一緒に歌などを歌って差し上げたら気に入ってくれたみたいで、水割り三杯飲んでカラオケ５曲ほどを歌って「又是非寄らせてもらうわ」と帰られた。
そしてダウアーが帰った直後に現れた三組目のフリー客が、最高に楽しい人たちだった。
三組目は５０代前半と４０代前半の、お洒落なぶっ飛びカップル。
このカップルのノリが大変面白くて素晴らしかった。
二人とも都会ナイズされた会話がポンポン飛び交い、話を聞けば結構リッチな娯楽生活を送っていそうだ。
めちゃくちゃ人懐っこいそうで、あちらこちらの店に行ってはそこで若者たちと仲間になり「オレ達が奢るからもう一軒行こうよ行こうよ♪」と言うノリのお二人らしく、「面白人間として取材させてください」と、人文学部の信大生にインタビューを求められた事も有るそうだ。
きっとその信大生、タウン誌かなにかの記者のアルバイトでもしていたのだろうか……。
何しろ男性の方はダジャレ連発、歌抜群、女性の方も美人なれど全然気取りもなく、大変明るくて楽しい人たちだ。
からくり箱をかなり気に入ってくださり「こんな場所にこんな気楽でフレンドリーな楽しい店が有ったなんて・・・・。今日は嬉しい大発見をしたよね」などと言い合いながら、楽しく飲んで歌って行ってくださった。
彼女は最近、からくり箱の２軒ほど先のマンションビルに新たに事務所を借りたそうなので、その近辺に良い店は無いかなぁ…と言う事で店の探索をしていたらしい。
「これからは友人や部下たちたちを連れてどんどん遊びに来るからね」と言ってくださった。
彼女、足つぼマッサージとか、健全なマッサージスクールやお店を営む、若手の女社長さんみたいだ。
何かこのカップルは大常連になってくれるような兆しあり。
少人数の忘年会をからくり箱でやりたいとも言ってくれた。
それが実現してくれたら嬉しいなぁ〜。
料理の腕の見せ所になりそうだ。
今夜はいつもの常連たちでにぎわう予定。
YOSHIMIの兄貴もYOSHIMI君も来れそうだったらイベント会場から来てくれそうだし、楽しい週末になりそうだ。
2011年10月01日(土)
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