マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) 昨日の続きのような日記になるが・・・


昨日、日記を書いた後、その主人公の○△とお茶をして来た。
入院生活が始まると中々ゆっくり話せる機会が無くなりそうだし、アタシは治療が始まったら人に会うのが苦痛になる事も知っているので、昨日会ってて来たのだ。

○△はアタシの顔を見た途端泣き出すんじゃないかと思っていたが、思った以上にしっかりしていて、有る程度観念もしたみたいで、今まで通り、会話の端はしにジョークを交え、ゲラゲラ笑いながらの会話になった。

ファミレスで待ち合わせをしたのだが、相も変わらず真昼間からビールを頼み、「ねぇ、見てよ見てよ、こここんなに腫れてるでしょう?」と、喉の辺りに指を指す。(彼は忌野清志郎と同じ場所の癌だ)
手術をしないと半年持たないらしい。

「アンタってホント懲りないんだから・・・・・・。末期の水だわね・・・。仕方ないわ、まぁ、飲め飲め・・・(ーー;)」と、アタシにヒニクを言われながらも凄くリラックスした状態で色々な話をした。

昔からアタシも○△も貧乏で、20年前くらいかなぁ・・・、一度二人で互いの僅かな持ち金を全部掻き集め、彼の車で石和の場外競馬場に行った事がある。
二人合わせて所持金3万弱wwと、何とも貧弱なのだが、しかし互いに次の日には4〜5万ずつの支払いが有ったのだ。
アタシは競馬はやった事は無いが、○△は多少齧っていると言うので「もう運を天に任せて賭けるしかないね・・・」という事で朝っぱらから高速を飛ばし意気揚々と石和に行ったのだが、行きは良い良い帰りはナンとやら・・・で、互いに有り金を全てスリ、「競馬場でラーメンだけでも食べといて良かったねぇ・・・」などと言いながら、帰りは高速も使えず下道を通ってションボリしながら帰ってきた事が有った。

そんな想い出話なども語り合いながら、「俺達ってホント付き合い長いし腐れ縁だよなぁ・・・互いの夫婦同士よりも互いの事解ってやしないか?」などと時折シンミリ口調で話す○△を見ていて、やっぱ、コイツは今死なせては損だわ・・・。まだエポック時代のツケも有るし、あっ、そういえば昔二万貸したお金もまだ返ってきてないし・・・などなど、色々な事を思い出していた。(笑)

彼も物を書くのが好きで、脚本家を目指していた事もあり、アタシは先日来た出版社からの好評だった講評を彼に見せた。
「すごく誉められてるじゃん・・・、この原稿読んでみたいから見せてよ」と言うので、友人に印刷を頼んでおいた。

そしたら「俺も又何か書いてみるかなぁ・・・」と言うので「うん、極限に居る人間は魂が篭った物凄いものが書けると言うから、○△も書け書け! 夢中になって書いてたら癌の苦痛も恐怖もなくなっちゃうわよ」と言い、二人で近くの本屋に行き、公募ガイドを買ってあげた。

兄弟のような従兄弟のような親友のようなヘンテコリンな仲なのだが、帰宅した夫に○△の状態や様子を話すと「大丈夫だよ、アイツはタダじゃ死なないから・・・」と言っていた。
ダメ人間だけど、感性と人間味に溢れた彼が、アタシは好きだ。本音で語り合える彼がこの世を去るのはとても寂しい。
だから何としてでも前向きになって病気を治して欲しい。


2009年10月23日(金)

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