マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) 好きこそ物の上手なれ・・・。


アタシャ元来僻みっぽく、全く自分に自信が持てない人間だったので、自分に無い才能を持った人や、自分よりも優れた人や、何かを成し遂げた人に対し「それはきっと天性のものなのよ・・・。最初から備わったものに決まっている。どうせ、アタシなんか何の取り得も与えられて生まれては来なかったんだし、人間のクズみたいなものなんだわさ・・・」と、酷く自分が無能な人間に思え、自分がこの世に生を受けた事にすら、何の意味や意図があるのだろうか・・・と、疑問に感じていた時代をかなり長く過ごして来た。
(今尚、そんな傾向が時々頭をもたげるけれど・・・)

こんなアタシに対し、最近になって「マキュキュさんは良いよなぁ・・・。料理も出来るし、歌も歌えるし、文章書いても人気だし、友達も沢山居るし・・・、やりたかった店まで持てたりしてるし・・・・・・。きっと才能が有ったからなんだよね・・・」などと、羨んでくれる人が出て来たりして、この人は数年前迄のアタシときっと同じ気持ちで人々を見て居るんだろうなぁ・・・などと複雑な気持ちに感じたりする事がある。

アタシは無能で飽きっぽい中、料理、歌、物を書く事、ソレ等が唯一好きな事だったから続けられて来ただけで、好きな事を続けて居さえすれば、ちょっと齧って止めちゃった人よりはソコソコの力は着いて来るものだと実感している。
人間、何かを成し遂げようと目的を定め、大げさな気持ちで物事に取っ掛かるより、好きな事をただただ続けている方がよっぽど身に着くような気がするのだ。
それが実を結ぶとか結ばないとかではなく、長年同じことをやっていれば、やって来なかった人よりは上手になって行くのは当たり前の事なだけだと思う。

「あなたの年から何か好きな事を続ければ、アタシの年になるまでには相当なものになっているはずだわよ。」と、アタシは答えているのだが、アタシだって何をして良いか解らず、何をしても今からじゃ遅いと決め付け、何もしない無駄で無意味な時間を沢山過ごして来たもの・・・。

紅白に出場した61歳のオールドルーキーである秋元順子さんを見てても思うが、きっと彼女もこんな未来が来る事は想像もせず、ただ好きな歌を続けて来ただけで、結果は後々付いて来たものだのだと思うのだ。

後は日常起こる様々な出来事や、苦難や、苦痛を、恨んだり妬んだり怒りの矛先にするだけではなく、感性を磨く為の教材だと思うように極力気持ちを摩り替える事も、最近になって大切な事のような気がして来た。

後ね・・・コレも大事だけど、劣等感とか、挫折感とか、屈辱感は、今までに無かったものを育ててくれる、コレが又、一番の良い肥料なのだという事も心に留めておいた方が良いと思われる。


2009年01月08日(木)

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