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■ (日記)風のガーデンが終わってしまった。
昨日ビデオ撮りして置いた風のガーデンの最終回を見た。 このドラマは緒方拳の遺作でもあり、倉本聡のTVドラマからはコレで引退すると言う、TVドラマ最後の作品でもあり、アタシは一入の気持ちを入れて見ていたドラマだだった。
上質で良いドラマって、何でこんなにも早く終わってしまうのだろう・・・と言う気持ちで毎週1時間モノのそのドラマを見、その都度、緒方拳の台詞の一つ一つが単なるドラマの台詞ではなく、自分自身に言い聞かせているようで迫真に迫っており、見るたびに涙をそそられた。 一つのドラマの中に、まるで二つの壮絶なドラマが隠されているようで、色々な思いを感じながら見させてもらった。
倉本聡の脚本は、非常に粋でありウイットにも富んでおり、他の脚本家が書いたなら、既製のつまらぬ哀しいドラマに仕上がるのだろうが、所々にハイセンスな笑いが織り込まれたりしていて、なんとコッ面憎いドラマなのだろうといつも感心させられた。 花言葉のあの遊び心や、生前葬のシーンなど、他の脚本家ではあの味は出しえないだろう・・・・・・。 なんて人間をステキに描く人なんだろうと思う。 さすが倉本先生だ。
アタシもいつかそんな小粋な人間ドラマが書けるようになりたいよなぁ・・・・・・。
倉本先生にはもっともっとTVドラマも書いて欲しいが、本物思考の人は、その本物の良さを感じられなくなってしまった世界では生きていきたくはないのだろうなぁ・・・・・・。
2008年12月24日(水)
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