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■ (日記) 花の鉢を盗んだ方へ
道を歩いていて、手入れの行き届いた庭や花壇に咲き誇る花々たちを見詰める度、それは幸せとゆとりの象徴のような気がしてならなかった。 花を育てる人には色々な意味で、心にゆとりが有るのだろう・・・。そう思う・・・。
先日、親友の(M)から開店祝いに貰った新種のアジサイの鉢が盗まれてしまった。 店の中だけだと、全然日光が当たらず、皆、元気を無くしかけていた。 あまりにも鉢植え達が可哀想なので、良い陽気になったこの頃は、少しでも朝日や日光に照らしてあげたく、極力外に出すようにしているのだが、アジサイの鉢だけ誰かが持ち去ったようだ・・・・・・。 梅雨の時期まで待ち、家に持ち帰り、自宅の庭に植え替えるつもりでいたのに・・・。
最初はとても腹立たしかった。 親友がくれた大切なプレゼントだ。 あの可憐な花を自分の世話で咲かせてみたい・・・・・・。そう思っていた。
でも、待てよ? と自分をなだめた。
あのアジサイを盗むと言う事は、相当目が高い人なのかもしれない・・・・・・。 真っ白な南十字星のような、大きな可憐な花を咲かせるアジサイなのだ。 もしかしたら、花を育てる才能がある人に違いない・・・・・・と思うのだ。
私はガーデニングが苦手だ。 もちろん花を見るのは大好きだし、私なりに花はこよなく愛している。ただ、元々マンション住まいが長いので、ガーデニングには縁が無かった。 偶にシクラメンなどの鉢を貰ったり、欄の鉢植えを貰ったりするが、どうしても水を与えすぎたり、肥料などを下手にやりすぎて枯らせてしまう・・・・・・。 なので、放っぱらかしにして置いても、強くたくましい物でないと育てる自信がない。 枯れ行く花や植物を見る度、自責の念がこみ上げ、泪が浮かんでくる。 植物達があまりにも可哀想で、自分で育てるのは諦め、もっぱら観賞人に徹していたのだ。
鉢を盗む人というのはきっと花が大好きな人に違いない。 もしかしたらあのアジサイも、その人に貰われていった方が幸せだったのかもしれない・・・・・・。 そんな花を見る目のある人なら、きっとあのアジサイを、きちんと育て、咲かせててくれる事だろう・・・・・・。 そんな気がして、少し気分が明るくなった。 もしも、花が咲いたら、一輪でも見せて欲しいが、願わぬ望みだろう・・・・・・。 アジサイを持ち帰った方。 どうか、私に成り代わって世話を焼いてあげてください。 大切に育ててあげてください。
やはり親友に頂いた、金の成る木が二鉢あるのだが、何故か葉っぱの成分が甘いのか、そんな香をかもし出しているのか、肥料の中に甘味成分が混入されているのか、玄関から鉢植えまで、小さなアリの行列が出来てしまった。 店がビルの一階なので、何かを嗅ぎ取ったアリンコ達が、こぞって金の成る木に密集している。
ハテ・・・どうした物かと考え、やはり外で育てる事にした。 外に出したら、葉もピンとし、活き活きとしてきた。 でも、又盗まれてはいけないので、今週末家に持ち帰り、家の庭に植え替えてやる事に決めた。
KS、貴方がくれた金の成る木は、はやり、家に持ち帰ります。 そして沢山お金が成るように、家の広い庭で立派に育てます。 隣に住んでる大家のお婆ちゃんは、ガーデニングが大好きです。 お婆ちゃんの指導を受けて、太陽が燦々と降り注ぐ庭に引越しさせてやりたいと思います。 なので、お店に来た時に、無くなっていても、お花のためだと思ってご了承くださいね。
2005年06月09日(木)
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