マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【料理エッセイ】 紅花牛ステーキのマキュキュ風 & 【語り処】の意味・・・


アタシの店のサブタイトルに【語り処】と書かれてある。

先日笑ったのが、演歌好きフリー客のもう一人の方のおっちゃん・・・。
私と年が同じ割には老け顔の、例の彼である。

彼は開店2日目の晩、前の店と同じ系列だと思ったらしく、勢い良く入って来、店の雰囲気や客層がガラリと変わった事に面くらい「あれれ??? 此処はピンク系じゃなさそうだね? 何屋になったの?」と聞きながら、なぜか一人でゲタゲタ笑い続けていた。

アタシが「今度は洋風居酒屋ですよ。安い店なのでご安心して飲んでください」と言うと「じゃぁ、そう言う店なら今度来るね〜」と言い、又、一人でゲタゲタ笑いながら、帰って行った。

まるで植木等の「お呼びじゃない・・・、お呼びじゃないね・・・・・・。こりゃ又失礼いたしました」の世界を地で行く感じ・・・。
哲朗達と顔を見合わせ、プププと吹き出してしまった。

アノ手のお客は多分来ないだろうなぁ・・・、と踏んでいたら、後日ちゃんと来てくれたのだが・・・・・・。
その時彼はこんな事を言っていた。
「此処は語り処と書かれているけど、誰か講談師でも来て、話でもしてくれるの?」だってさ・・・。
【やはり何処かが微妙にズレている(笑)】

あえて【語り処】と付けたのは、静かで粋な音楽をBGMに、落ち着いた気分で酒を飲み、ゆっくりと語り合って欲しい・・・。そんな願いから付けられたサブタイトルだ。

前に居た店はイケイケ的な爆音で音楽が流れており、目の前に居るカウンターのお客と話すにも、互いに声を張り上げないと聞こえない。
まるで喧嘩をしているような形相で語り合わなければならなかったのだ・・・。
そんな落ち着かない店にはしたくなかった。

そして昨夜はその【語り処】にふさわしく、雨のそぼ降る静かな静かな夜だった。
お客は全部で4人だけ・・・。
語り合うには十分なシチュエーション。

ヒデ爺と、その女房である【M】が友人の【K】を連れ、3人で店に来てくれた。
彼女は「ワンワンしている時はマキとも話せないし、落ち着いて飲みたかったから、わざとこう言う日を選んで来たんだよ〜♪」と言ってくれた。
さすが【M】解ってらっしゃる。
そんなところがこっ面憎いほど、女だてらにもスマートな遊び上手人間なのだ。
店の雰囲気も気に入ってくれたらしく「良いじゃん、良いじゃん」を連発してくれた。

彼女達と語り合いながら飲んでいたら、友人【K】が来てくれた。
彼は長〜い友人で、しょっちゅうアタシの日記に登場する。先日図書館デビューさせてくれたのも、彼だ。
それでも、この所、ずっと忙しかったらしく、店に来たのは昨夜が初めてだ。
今日、送別会があるので8人で来てくれるらしいが、そのための下見に一足先に一人で来たのだという。

昨日は【M】からのリクエストで、美味しい肉料理が食べたいと言う事だったので、極上の肉を仕入れ、ステーキのマキュキュ風を出してみた。
みんな喜んでくれ、そのレシピを書いてくれとヒデ爺に言われたのでww、約束どおり早速書くことにしよう。

【和牛ステーキマキュキュ風】

【材料】

和牛リブロース 2枚
にんにくのみじん切りorガーリックパウダー

粗引きコショウ
生クリーム
刻みパセリ

【付け合せ】

にんじんのグラッセ
スパゲティー
ほうれん草のバターソティー

【作り方】

☆ 先ずは付け合せ用のスパゲティーとにんじんを、後で味をつけなくても良いように塩を多めに入れた鍋に一緒に入れ茹でて置く。

☆ スパゲティーを最初に取り出し、バターとオリーブオイルを絡め、コショウを振っておく。

☆ ほうれん草は別鍋でさっと茹で、水にさらし水分を絞り、バターと塩コショウでソテーしておく。

☆ にんじんが楊枝を通すくらい柔らかくなったら、砂糖とコンソメを入れ味を染み込ませ、少しのバターでサッと炒め、照りをつける。

☆ スパゲティー・ほうれん草のバターソティー・にんじんのグラッセを皿に盛りつける。

☆ 肉に塩・粗引きコショウ・多目のガーリックパウダーを振り掛け、バターを入れたフライパンで両面強火で焼く。

☆ミディアムレアーに焼きあがったら、肉を取り出し皿に盛り、肉の旨みが残ったフライパンに1カップの生クリームを注ぎ、旨みをこそげ取りながら塩、コショウで味を調え、少し煮詰め、肉回し掛け、パセリを振る。

【M】達が肉料理とその他のツマミを食べ、程よくお腹も膨れたところで【K】が入って来、アタシは3人に会話を任せ、【K】と語り合う。
そんな阿吽の呼吸が通る人々・・・・・・。

実は私も、忙しい日は忙しい日で売上が上がるので嬉しいのだが、5割くらいの客の入り方が一番リラックスしてもらえ、自分もリラックスしながら応対できる良い入り具合なのだ。
料理も慌てなく作れ、美味しい物を提供できるし、会話の相手もできる。


昨日みたいに、客数が少なく、大いに語り合え、しかも売上が上げられる日が、最高の日だなぁ・・・。

サテサテ、今日は【K】が8人連れてきてくれるので、又少し賑やかになる事だろう。
その中で誰のハートをつかみ、再び足を運ばせられるかが今日の勝負だ。


2005年03月23日(水)

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