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■ 【松本食べ歩記】 ラーメン愛好家
ラーメンが大好きだ。 旨いラーメン屋があると聞くと、行ける範囲で飛んで行くが、未だかつてアタシが本当に旨いなぁ〜♪と舌鼓を打ったラーメン屋は、残念な事に、松本にはまだ2件しかない。
一軒は、元町と言う場所に有る【玄こつ】 此処のラーメンは手打ちで、少し平べったいような太目のちぢれ麺。 スープは鶏がら系だと思うあっさりした醤油ベースで、生姜のほのかな香りが、スープの奥に静かに漂う。 品とお行儀の良い大人好みの味だ。 そして麺ののど越しや歯ざわりがツルリンコと滑らかで、とても心地良いのだ。 固すぎず柔らかすぎず、適度にスープを誘い込んで口の中に飛び込んでくる。 具は、昔懐かしいナルト・メンマ・トロトロの大きなチャ〜シュウ〜・海苔・ネギ・と極一般的。 頑固なオヤジさんが経営しており、スープが気に食わないと店を閉めてしまうらしいが、幸か不幸かアタシが行った範囲で閉まっていた事は、まだ一度も無い。 私のお気に入りはネギラーメン。 細〜い白髪ネギを豆板醤とごま油で和えた物がタップリと乗っていて、コレがとっても絶品だ。 そして、この店は夏場だけ、付け麺(ザルラーメン)をやっているのだが、ソレが又何とも旨い。キンキンに冷やした麺に、具はチャーシューが一枚と、メンマが少し着いている。 良く効く練辛子を麺に少しずつ擦り付け、特性の冷たいツユにくぐらせ啜るのだが、手打ちのその麺ののど越しが、ひときわ際立ち、病み付きになる。
此処は食べ方のウンチクなども書かれており、辛子はツユに溶くのではなく、麺につけて食べた方が良いとか、麺の固さ柔らかさ、スープの濃い薄いなどの注文は受けられないとハッキリ書かれている。 本当に頑固な店だ。 オヤジさんは友達感覚でアタシとは良く話をするが、他の客にとっては話し辛く、とても怖いオヤジさんだと思われてるようだ。
もう一軒、埋橋と言う場所に、【わかまつ】と言うラーメン屋が有る。 正確には大衆食堂で、ラーメンの他にも丼物やカレーなんかもやっている。 しかし、アタシはいつも、行くたびにラーメンしか食べない。 とっても美味しいので他のものも食べては見たいのだが、やはり、ラーメンから離れられず、結局はラーメンを注文してしまう。
此処は前出の店とは打って変わり、お客好みの注文ができる。 薄いのしょっぱいの・硬いの柔らかいの・コッテリだのあっさりだの・はたまたネギタップリだのメンマ多目だの・・・・・・。なんでも「アイヨ♪」と快く引き受けてくれる。 此処の麺は、極細のちぢれ麺。 具はほぼ前の店と同じ。 ただ、この店のスープは、本当にコクがあり、前の店よりも多少コッテリしている。 アタシの注文は、いつもネギ多目の、少ししょっぱめ。 本当に庶民的で懐かしい味で、月に2度は無性に食べたくなる。 鶏がらの油が薄い幕を貼り、いつまで経っても冷めないラーメンなのだ。 値段も500円と安い。 残ったスープの油を、一つ一つ箸先でつなげ、大きな油の輪にして遊んでいたら、親父さんが「俺も子供の頃やった事有る有る〜♪」と笑っていた。 そんな気さくな店だ。 今度こそ、他の物も食べてみようと、固い決意で店を出るのだが、次に行く時も、きっと又ラーメンを注文しちゃうんだろうなぁ・・・・・・。 そのくらい旨くて、いつも混んでいて、昼時は外のベンチで待たされる。
此処の息子は大きな中華料理屋のコック長で、アタシの店にも良く飲みに来てくれていた常連なので、家族中が知っていて、ホームグラウンドのようなラーメン屋だ。
もう少し他の店を開拓してみたいのだが、お金の無さと出不精が災いし、最近はずっとこの2件だけが私のお気に入り。 皆様も松本に来たら、是非寄って見てください。 そして、松本に旅行に来る時は、是非アタシにメールください。 食べ物好きのアタシがお勧めする各種名店を無料で紹介いたします。 道案内するから奢って〜♪ (笑) 冗談冗談♪
でも、観光マップで行くような店に、中々旨いものが無いのも又事実デス。 地元(ジモティー)の食道楽のお人に聞くのが一番無難。
2004年10月04日(月)
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