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■ 【エッセイ】 類は友を呼ぶ
最近この言葉の正確さにシミジミと感心させられている。 ダレが考え作った言葉かは知らぬが、実に言い得て妙だ・・・・・・。
人間イッタイ生まれてから死ぬまでに、どれほどの数の人間と関りを持つのだろうか・・・。 アイサツ程度の言葉を交わすだけの関りではなく、一瞬たりとも何らかの付き合いや友人関係を持つ人の事である。 何度かは触れ合う人達の事だ。 そう多くもない様で居て、多いのかもしれない。
無論、その人の生活環境や仕事環境でも随分変わってくるだろうが、アタシのように店を経営していたり、客相手の仕事が多い場合は、人と知り合う機械も幾分多い。 ましてや、私は人懐っこい方なので、尚更かもしれない。 しかし、知り合った人全てと上手く付き合い通せる訳ではない。 そんな事になったら、それこそ大変だ。身が持たない・気が持たない・金が持たない・・・・・・。 知り合って、たとえ最初は気が合う人間だと思ってみても、付き合って行く内に(???)だらけになる人だって沢山居る。 モチロン、アタシが人から嫌われて去られる事だって一杯有るし、アタシが嫌いになってアタシから去る事だって有るのだ。【本当だってば・・・www】 若い時ならまだしも、どこかに無理や必要以上の我慢を与えながらまで人と付き合うのは、この年になると真っ平ごめんである。 その人をどうしても失いたくないと、強く願わぬ限りは、こんにちわ・さようならになっても、いた仕方の無い事だと思う。
必然的に、人間関係は厳選されてくる。 はやり、尊敬できる人・気が合う人・同じ価値観を持った人・違う真新しい価値観を与えてくれる人・気分の良い人・付き合っていて楽な人・楽しく酒が飲める人・ホンネで語り合える人・・・etc と、どんどん篩に掛けられて来るのは致し方ない。 そこで、篩に掛けられ、又、アタシも相手の篩に掛かって、今尚、会えば楽しくやれる人間達が、ありがたいことにアタシには結構、大勢居る。 そしてその人たちは、何と似てるのだろうかと思うところが多い。 どうもこの世は、年を食う毎に、共通点の多い人間が寄り集まるような仕組みになっているようだ。
ちなみに今私の周りに寄り集まっている人々は・・・。 歌好き・食い好き・飲ベェ・泣き虫・笑い上戸・貧乏、もしくは小金持ち・不真面目・感動性・器用貧乏・どこか芸術肌・会話のセンス抜群・色気が無い・チトそこ意地悪い・毒舌・・・・・・。不思議と皆そんな顔ぶればかりが揃っている。
そんな人間に囲まれていると、人生飽きが来ない。 そんな人間に囲まれていると、人生そのものがファンタジック。 そんな人間に囲まれていると、精神年齢が衰える暇が無い。
この先、いくつまで生きられるかは解らぬが、アタシが死ぬ最終的なその時に、どんな人間がどのくらい寄り集まっているかは解らぬが、きっと、楽しく粋に見送ってくれる人たちだけに取り囲まれている事だろう・・・・・・。
類は友を呼ぶ・・・・・・。
この言葉って、本当に、凄い言葉だ。 イッタイ、どこの誰が作った言葉なんだろうか・・・・・・。
2004年08月30日(月)
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