マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) ケチらなきゃ良かったなぁ・・・


男子バレーの開幕戦は、凄く楽しんで見られましたねぇ〜♪
手は出る足は出ると、見ていて思わずそのパフォーマンスの凄さに、キャッキャ喜びながら喚声を上げてしまいました。
ワールドカップの時よりも、断然力強いチームになっている事が見て取れ、これからの試合運びが楽しみです。
今夜の中国戦が楽しみ楽しみ。

しかし、相変わらず山本君は良い男だなぁ〜♪
山本君は俳優顔だし、斉藤君は歌舞伎顔だし、甲斐君は野性味溢れたドラゴンボール系の劇画顔だし、杉山君も又別系の劇画顔だし・・・。細川さんは相変わらず、エスパー伊藤には似てるけど、(ごめんなさい)私はあの人の人柄がとても良さそうで、大好きなのだ。
人をホットにさせる安心感を与えてくれる。
あの人が出てくるとこっちまで笑顔になってしまう。
中々顔も性格も皆個性派ぞろいで、今回は見ていても凄く楽しいナリ・・・。


サテ・・・・・・。いつものように話ガラリと変わります。
これから暑い季節に向けて、髪の毛が切りたくて切りたくて仕方が無かったのだが、美容院代がもったいない。
そこで昨日、フゥーリィーを口説き落として約5年ぶりに切ってもらう事にした。

以前癌が完治し退院してからは、いつもいつもフゥーリィーにベリーショートにしてもらっていた。(2センチくらいで殆ど坊主)
でも、下手な美容院に行くよりもずっと上手なのだ。
そのベリーショートが評判良くて、中々似合っていたのだが、さすがに仕事上坊主にするわけにはいかないので、肩ていどまで切ってもらうつもりで居た。

フゥーリィーは手先が器用なので、どんなカットも上手いと思い込んでいたのだが、それが大きな間違いだった。
どうも得意なのはベリーショートに限るようで、随分ヘンチクリンな髪型にされてしまった。

『イヤだよ〜!!こんなんじゃ外歩けない・・・・・・!!!』

アタシは泣きながら抗議をしたのだが、どんどん短くなっていくばかり。
しかし、全然思った通りにならなくて、癖で跳ね返った髪の毛が、あっちゃこっちゃそっぽを向き合って、まるで季節外れのクリスマスツリーみたいだ。
でも、これ以上短くされたら又坊主になっちゃう。

『どうしてくれるのよ!! 自分が無いからってわざとでしょ!! アタシの髪の毛返してよ!! この人でなしっ!!』

私は泣きながら家を飛び出し、散々探し回った挙句【散髪屋】と言う激安のカットハウスの看板を見付けた。
カットが何と、たったの1500円だそうだ。
でも散髪屋というくらいだから、男性専用だろうか・・・・・・。
店の前をしばしウロウロし、お品書きを見てみると、シャンプー無し、カット&ブローのみ、と言う店らしい。
無論シャンプーはしてあるし、又家に帰ってシャンプーすれば良い事で、私は藁をもすがる気持ちで飛び込んだ。

店に入ると小洒落た若いスタッフのみ。
私は少々たじろぎながら、「あのぉ〜、此処は女性もOKなんですか?」そう聞くと、「ええ、もちろんです。どうぞどうぞ〜」と、ニッコリ頷いてくれた。

私はハンベソをかきながら、『これこれしかじかで、こんなになっちゃって・・・』と、事のいきさつを説明し、何とか外を歩けるようにしてくれと頼み込んだ。
私に付いたスタッフは、とてもハイセンスな女性で、フレンドリーに微笑みながら優しく応対してくれた。

ショートヘアーのサンプル雑誌を持ってきて「どんな風にしましょうか・・・?」と言われても、ドレもコレも私の子供以下くらいの若いモデルばかり・・・・・・。
『あの・・・・・、お任せします。バッサリ切っちゃって良いですので、ともかく、人前に出られるようにだけしてくだされば・・・・・・』そう言うと、フゥーリィーが切った私の髪を丁寧に見て「でも、ご主人、中々上手ですよ? カットとしての基本がちゃんと出来てます。ただ、クセの事さえ計算できてれば下手な美容師よりも全然満点ですよ」と笑っている。
『へぇ〜、そうなんだ・・・・・・』
それからは世間話に花が咲き、聞けば彼女の家と私の家は直ぐ近所らしい。

アタシはまんざらでも無い気分になって、少しフゥーリィーに言い過ぎたと反省しながら、彼女のハサミ裁きに見惚れていた。

チョチョチョノチョイ♪ で出来上がった髪は、さすがプロ。
ちと若々し過ぎるショートだが、とても満足できる髪形になった。

夏に向けては断然ショートが良い。
洗う手間も乾かす手間も省ける。

その足で卵を買いにいつもの八百屋に寄ったら「凄く似合うよ〜♪」と誉めてくれた。

散々捨て台詞をはいて出て行ったので、バツが悪くてそぉ〜っと家に帰ると、フゥーリィーは、少し私に申し訳ないと思ったのか、キッチンで夕食の支度を始めていた。
抜き足差し足の私に気付くと、フゥーリィーは、包丁の手を止めて。
「オ〜ォ! 若返ったねぇ〜。マキュはやっぱショートが一番似合うわ」とすまなそうに笑いながら言ってくれた。
そしたら急に、フゥーリィーに申し訳なくなっちゃって、少し涙ぐんだ。

『いいよ。アタシがやるよ。・・・・・・さっきは折角切ってくれたのに、言いすぎてごめんね・・・・・・。カットハウスのお姉さんがとても誉めてたよ。基本はバッチリだって・・・・・・』

私は照れを隠しながら、夕食の支度に取り掛かった。


ああ・・・、お陰で給料日まで残金2000円になってしまったが、こんな事なら最初からケチらず、散髪屋に行ってれば良かった。
そうすれば、もっとフゥーリィーと会話したり花札をしたりして遊ぶ時間が取れたのにね・・・・・・。


今日のみそひともじ

最初から ケチらず行ってりゃ 良かったね 
一緒の時間が もっと取れたに・・・

 


2004年05月23日(日)

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