マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【料理エッセイ】 ビシソワーズの美味しい季節


私もフゥーリィーも和風・中華・洋風に限らず、汁物・スープ物が大好だ。
もちろんインスタント物は一切使わず、はじめの1〜歩♪ から、全て手作りで作る。

ポタージュに始まり、オニオングラタンスープ、ミネストローネスープ・白菜とシャケ缶orサバ缶の激安スープ、アサリのピリ辛スープ、シャケのごった煮スープ、鶏がら出汁の中華スープ、牡蠣のクリームスープ、等々、色々作るのだが、今の季節で一番好きなのがビシソワーズだ。

ビシソワーズは一番最初に付き合った彼との思い出の味でもある。
フレンチのレストランで大好きだった彼と初めてデートした時、彼が勧めてくれたスープだった。
一口口に入れた瞬間、正に私が恋焦がれていた味に出会ったような気がして、酷く感激した覚えがある。それ以来、一時期、ビシソワーズに嵌りこみ、しょっちゅう自分で作ってみた。
徐々に自信が付き、初めて彼を招待し、手作りディナーに添えて差し出すと、彼はものすごく感激してくれ、優しく抱きしめてくれた。


ケンジ・・・、今も元気で生きてるだろうか・・・・・・。
あの頃は今のジャニーズ系も及ばないくらいのイケメンだったけど、もう白髪頭の小デップリした親父になったんだろうなぁ・・・・・・。(遠い目・・・)

あらら・・・話がだいぶ逸れてしまった。
話を元に戻そう・・・・・・【汗】

無論、ビシソワーズは新玉ねぎとジャガイモで作るのだが、ジャガイモはその日によって男爵を使ったりメークイーンを使ったりと様々である。
冷蔵庫でキンキンに冷やしたビシソワーズは、昼の飲み物と言う気がする。
そんな日のランチにはカリカリに焼いたベーコンと、カリカリに焼き上げたガーリックバターのバケット、半熟に混ぜ合わせたトマト入りのスクランブルドエッグ、ほうれん草のバターソテー等が合うだろう。


サテサテ・・・、主役のビシソワーズの作り方。

【材料】 数人前(笑)

ジャガイモ    中くらいの3個
新玉ねぎ     小さめの1個
牛乳       1・2ℓくらい
生クリーム    半カップ
コンソメ顆粒   大匙1弱
塩        少々
ホワイトペッパー 少々
アサツキ     少々
バター      大匙1

【作り方】

☆ ジャガイモは皮を剥き、サイコロ大にザクギリにする。
☆ 玉ねぎはスライスにする。
☆ 玉ねぎを焦がさないようにバターで甘みが出るまで良く炒め、ジャガイモを入れ更に炒める。
☆ ひたひたになるくらいの水を注ぎコンソメ大匙1弱を入れ、弱火で柔らかくなるまで煮る。
☆ 材料が柔らかくなったら、汁ごとミキサーに掛け、一度裏ごしをする。
☆ ドロドロのペースト状になったジャガイモ&玉ねぎの濃縮スープに牛乳を足し伸ばして行く。
仕上げに生クリームを入れ、塩、コショウ、で味を調え、冷蔵庫で冷たく冷やす。
☆ 飲む段階でアサツキの小口切りを浮かせ、冷たいうちに召し上がれ。


作り方も簡単で、とってもクリーミーな優しい初夏の味。

コレに少しだけ人参を加えれば、ピンク色の可愛くお洒落なスープになるし、ほうれん草を加えれば、コバルトグリーンのさわやかな色のスープになる。

私はノーマルなほうが好きだけど、子供さんが居るご家庭は、カラービシソワーズも良いかもね♪

☆なお、冷たいスープが苦手な人は、ポタージュのように熱々で飲んでも美味しいスープです。
その時は、刻んだマッシュルームなどを浮かべても美味しいです。


ジャガイモと玉ねぎを友人宅から頂いてきたので、今夜はビシソワーズを作ろう。
でも・・・それに見合うおかずを考えないと・・・・・・。
冷蔵庫の中、和食向きの食材しか無いしなぁ・・・・・・。
ハテ・・・困った・・・・・・。


今日のみそひともじ


初夏の味 ビシソワーズは おぼろげに
若き日の恋 思い起こさす



2004年05月22日(土)

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