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■ 【料理エッセイ】 ビシソワーズの美味しい季節
私もフゥーリィーも和風・中華・洋風に限らず、汁物・スープ物が大好だ。 もちろんインスタント物は一切使わず、はじめの1〜歩♪ から、全て手作りで作る。
ポタージュに始まり、オニオングラタンスープ、ミネストローネスープ・白菜とシャケ缶orサバ缶の激安スープ、アサリのピリ辛スープ、シャケのごった煮スープ、鶏がら出汁の中華スープ、牡蠣のクリームスープ、等々、色々作るのだが、今の季節で一番好きなのがビシソワーズだ。
ビシソワーズは一番最初に付き合った彼との思い出の味でもある。 フレンチのレストランで大好きだった彼と初めてデートした時、彼が勧めてくれたスープだった。 一口口に入れた瞬間、正に私が恋焦がれていた味に出会ったような気がして、酷く感激した覚えがある。それ以来、一時期、ビシソワーズに嵌りこみ、しょっちゅう自分で作ってみた。 徐々に自信が付き、初めて彼を招待し、手作りディナーに添えて差し出すと、彼はものすごく感激してくれ、優しく抱きしめてくれた。
ケンジ・・・、今も元気で生きてるだろうか・・・・・・。 あの頃は今のジャニーズ系も及ばないくらいのイケメンだったけど、もう白髪頭の小デップリした親父になったんだろうなぁ・・・・・・。(遠い目・・・)
あらら・・・話がだいぶ逸れてしまった。 話を元に戻そう・・・・・・【汗】
無論、ビシソワーズは新玉ねぎとジャガイモで作るのだが、ジャガイモはその日によって男爵を使ったりメークイーンを使ったりと様々である。 冷蔵庫でキンキンに冷やしたビシソワーズは、昼の飲み物と言う気がする。 そんな日のランチにはカリカリに焼いたベーコンと、カリカリに焼き上げたガーリックバターのバケット、半熟に混ぜ合わせたトマト入りのスクランブルドエッグ、ほうれん草のバターソテー等が合うだろう。
サテサテ・・・、主役のビシソワーズの作り方。
【材料】 数人前(笑)
ジャガイモ 中くらいの3個 新玉ねぎ 小さめの1個 牛乳 1・2ℓくらい 生クリーム 半カップ コンソメ顆粒 大匙1弱 塩 少々 ホワイトペッパー 少々 アサツキ 少々 バター 大匙1
【作り方】
☆ ジャガイモは皮を剥き、サイコロ大にザクギリにする。 ☆ 玉ねぎはスライスにする。 ☆ 玉ねぎを焦がさないようにバターで甘みが出るまで良く炒め、ジャガイモを入れ更に炒める。 ☆ ひたひたになるくらいの水を注ぎコンソメ大匙1弱を入れ、弱火で柔らかくなるまで煮る。 ☆ 材料が柔らかくなったら、汁ごとミキサーに掛け、一度裏ごしをする。 ☆ ドロドロのペースト状になったジャガイモ&玉ねぎの濃縮スープに牛乳を足し伸ばして行く。 仕上げに生クリームを入れ、塩、コショウ、で味を調え、冷蔵庫で冷たく冷やす。 ☆ 飲む段階でアサツキの小口切りを浮かせ、冷たいうちに召し上がれ。
作り方も簡単で、とってもクリーミーな優しい初夏の味。
コレに少しだけ人参を加えれば、ピンク色の可愛くお洒落なスープになるし、ほうれん草を加えれば、コバルトグリーンのさわやかな色のスープになる。
私はノーマルなほうが好きだけど、子供さんが居るご家庭は、カラービシソワーズも良いかもね♪
☆なお、冷たいスープが苦手な人は、ポタージュのように熱々で飲んでも美味しいスープです。 その時は、刻んだマッシュルームなどを浮かべても美味しいです。
ジャガイモと玉ねぎを友人宅から頂いてきたので、今夜はビシソワーズを作ろう。 でも・・・それに見合うおかずを考えないと・・・・・・。 冷蔵庫の中、和食向きの食材しか無いしなぁ・・・・・・。 ハテ・・・困った・・・・・・。
今日のみそひともじ
初夏の味 ビシソワーズは おぼろげに 若き日の恋 思い起こさす
2004年05月22日(土)
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