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■ 【レポート】夢に見た松本オフ会 その四 【不夜城】
アサミンジャー達と別れを惜しみあった後、無事に互いの家にたどり着いてくれる事を祈りながら私はカラオケルームに戻る。 カラオケルームの残り時間はもう30分ほど。 【美しく哀しい音】をもう一度歌い、テープに収め、たりたに渡す。 そこで私は、たりた&mGに、私の留守中フゥーリィーがのろけていたと聞かされる。 「フゥーリィーったらね、マキュが居ない間、マキュの事べた褒めだったんだから・・・・・・」そんなたりた達の言葉に照れて、一気に酔いが廻リ出す。 心ではとても嬉しいくせに、なぜか「なに言ってんだか・・・」などとはぐらかせてしまう所が私の悪い所なのだ・・・・・・。 そこで案の定少々mGにお説教を喰らう。(笑)
mGも、しきりに私の事を「ハテナ? の固まりだ!」などと、謎めいた事を呪文のように唱えていた。 mGは、スフィンクスのような意地悪な謎掛けが得意なのである。アサミンジャーも今、アサミンジャーのBBSで、その謎掛けに悩んでいる。(笑)
そこでmGお得意の、【目をそらすなアイコンタクト】を取る。 しかし、にらめっこのようになってしまい、私は大きく吹き出してリタイア・・・・・・。 ふぅーりぃーとたりたは、そんな私達をニタニタしながら見詰めていた。
カラオケルームを出てからも、まだまだ呑み足りない私達。 健康ランドは不夜城と化す。
一階奥のスナックに入った私達は、そこでも又、飲むや歌うや・・・・・・。 他の大勢のお客さん達も皆ノリノリで、賑わっていた。 マキュも、歌いたくて仕方が無かったのだが、さっきのカラオケルームにはあいにく無かった大好きなシャンソン。金子ゆかりの【時は過ぎてゆく】を見付け、嬉しくなって歌う。
眠ってる間に 夢見てる間に 時は流れ 過ぎてゆく
子供の頃は もう夢の中 時は 時は 今も過ぎてゆく・・・・・・・
【中略】
それでも 私は 歌に生きる それでも 私は 愛に生きる
私は歌う あなたの為に 時は 時は あまりに 短い・・・・・・・
あの場所での私の心境に、余りにタイムリーだったこの歌を、たりたが「良い歌ね〜」と、もの凄く誉めてくれた。
私は一生懸命歌った・・・・・・ フゥーリィーも一生懸命歌った・・・・・・ カラオケルーム&そのスナックで、私達の一番の見せ場を、一生懸命作った・・・・・・ そしてそんな私達を、気分良く主役にしてくれた皆に心の底から感謝したい・・・・・・。
そこでも色々語り合ったり、歌い合ったりした筈だ・・・・・・ しかし、もうヨッパであまり良く覚えていない・・・・・・ ただ心の中で 【このまま時間が止まればいい・・・・・・】そんな事だけを繰り返していた。
やがてたりたとmGが部屋に寝に帰ってからも、私とフゥーリィーは、まだ呑み足りなかった。いや、呑み足りてはいたのだ、二人とも確かにヨッパだったのだから・・・・・・。 ただ、日頃、滅多には持てないこんなにも楽しく貴重な時間を、心から惜しんでいたのだろう・・・・・・。 それに、フゥーリィーは、飲んでいる時は殆ど食べ物を口にしないので、お腹がすいているということもあり、私とフゥーリィーはスナックの隣にある居酒屋に入って行った。
【今月、家計はどうなってしまうんだろう・・・・・・】そんな事が頭を過ぎったが、もういいやいいや、今は思い切り、精一杯楽しもう♪ と、一番の私達の悪い癖が出てしまう(笑) コレさえなければ、私達はこんなに貧乏する事も無いのにね・・・・・・。(ーー;)
『楽しかったね・・・・・・。たりたもmGも、楽しんでくれたカナ? アサミンジャーもぷよ2も楽しんでくれたカナ? 私一人ではしゃぎ過ぎてなかった? マキュ、ちゃんと皆に気を廻せてたかなぁ・・・・・・』
「良いんだよ良いんだよ、はしゃいで・・・・・・。きっとマキュをはしゃがせる為に、わざわざ皆が集まってくれたんだと思うよ。マキュを元気付けに来てくれたんだと思うよ。だから気にしなくて良いんだよ。マキュ、だけど、本当に皆良い人達だわ・・・・・・(しみじみと)くれぐれも皆にお礼を言って置いてよ。このオレが、たった一日で心の底から楽しんで混ざれるんだもん。やっぱマキュキュは人集めの天才だわ・・・・・・。これからもこんな時間が沢山持てたらいいなぁ〜。俺、仕事頑張るからマキュも頑張れ! 頑張って売れ! そうして生活に余裕が持てれば、もっと、もっと、沢山こんな時間が持てるんだから・・・・・・」 フゥーリィーが物凄く饒舌にナリ、二人は今日最期の乾杯をした。
そして、今回のオフ会で、私が一番聞きたかった言葉が、たった今、フゥーリィーの口からしんみりと聞けた喜びで、私は天にも昇る気分だった。そして又、鼻の奥に、心地良い痛みを感じた。
【神様・・・ありがとう・・・・・・。ステキな一日を・・・、ステキな仲間を・・・、ステキな夫を・・・・・・】
私達は居酒屋を出ると、まだまだ遊び足りなくて、ゲームセンターでUFOキャッチャーをして遊んだ。 1000円も使ってしまったけど、色違いのキティーちゃんの縫いぐるみをフゥーリィーが2つゲットした♪ 「わ〜い♪ わ〜い♪ マキュキュのへたっぴぃ〜♪」 『殆どマキュの腕で取りやすいようにしてやったんじゃンかぁ・・・・・・良い所ざらいで、ずっちぃなぁ〜!』
よし♪ コレをたりた達にあげよう〜♪ マキュとフゥーリィーに見立てて(無理があるかも・・・;;)、車の中にでも置いてもらおう〜♪
私達は縺れ合いながら、子供のようにキャッキャ♪ジャレながら部屋に戻った。
「酔ってるんだから止めなさいよ? もう2時過ぎてるんだし・・・・・・」 フゥーリィーの静止も聞かず、私は一人深夜のお風呂に行った。 この楽しさと、幸せと、高ぶり過ぎた心のほてりを、一人静かに冷ましたかったのだ。
露天風呂にそっと浸かると、雨と風が、私のほてりを心地良く冷やしてくれた。
いよいよ明日はお別れだ・・・・・・。 私はそんな淋しさをそっと噛締めていた。
最終回に続く
2003年09月04日(木)
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