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■ (日記)耳が痛い【母の日】
今現在、息子と私の間には、大きな隔たり(壁)が出来てしまっている。
それは、当時、思春期だった息子と、今の夫であるフゥーリィーとの狭間で、私が母親だけにはなり切れなかったということが大きく原因しているので、息子は私の事を、自分の事よりもフゥーリィーの方が大事なんだと、心の奥底で、多少なりとも私を恨んでいるのだ。
何処の世界に、自分の腹を痛めた子供を邪魔に思う親が居るだろう・・・・・・。 私は確かに、順風満帆の人生とは無縁の生き方をしてきた訳だから、一般家庭よりも息子に掛けてやれる時間も、お金も、愛情表現も、言葉も足りなかった事は解りきっている。息子に対する言葉も、決して甘ったるくは無く、ずいぶん辛口だった。 でも、私は、間違いなく息子が大好きだし、愛しているし、誇りに思っている。 しかし残念な事に、息子には私の真意が今現在は、全く届いては居ないようだ・・・・・・。
つい先日も、息子の世話になっていた人が急死してしまい、息子が住んでいる隣町までお葬式には行ってきたのだが、又もやその日、息子と大喧嘩になってしまったのだ。 一つの誤解で喧嘩になり、やっと仲直りしたばかりだと言うのに・・・・・・。 しかも、「もう、二度と電話しないでよ!」とまで言われ、絶縁状までを突き付けられてしまったのだ。 (親が息子を勘当すると言う話しは聞いた事が有るが、息子に勘当される親と言うのは、珍しくは無いか・・・・・・) それ以来ぷっつり、音信不通・・・・・・。無論、昨日の母の日も・・・・・・。 (私も意地っ張りだから、電話もしていない(笑))
今、いくら声を荒立てて、私の心情を訴えた所で、所詮息子には真っ直ぐは届かないだろうし、むしろ余計にぐちゃぐちゃになりそうだと思い、必死で我慢して沈黙を守っている所である。
何れ時期が来れば、本当の私の気持ちを理解してくれる日は必ず来ると信じているが、中々息子の中の盾は大きいようだ。 息子は元夫にそっくりで、妙に繊細な所がありすぎて、気難しい所がある。 息子と私の中の壁を書き始めたら、それだけで1冊の本が出来あがるだろうし、今、実際に【遺言状】という手記に、贖罪の気持ちも含め、徐々に書き綴っている。何れ、ちゃんと書き終えられると思う。
そんな私は、【母の日】が大嫌いなのだ。淋しくてならない。 ついつい、ションボリしてしまう・・・・・・。
そんな私に、チョットは責任を感じているのか、昨日はフゥーリィーが、昼も夜も全ての食事を作ってくれた。 「マキュキュは今日は何もしなくて良いからね♪」そう言って、朝、私のパソコンテーブルにコーヒーを運んできてくれて以来、昼はお好み焼きとサラダ。夜は、カレーと何品かのツマミを用意してくれ、500円の安いワインで乾杯した。
しかし、私の心は晴れきれない・・・・・・。 たった一言でいいから、「母の日おめでとう」と、息子から電話が欲しかったというのが本音である。
人間は、大きな選択を強いられる時がある。 でも、何故どちらかを選ばなければならないんだろう・・・・・・。 私は両方を同じくらい愛していたし、私を悪者にしても、二人は上手くやって欲しかったのに・・・・・・。 3人仲良く、お酒が飲める日を待ち望んでいたのに・・・・・・。
ともかく、ある意味母親失格なのは間違いない。 だから、母の日に寂しい思いをするのは、当然の報いかもしれない。
2003年05月12日(月)
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