マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【愛猫エッセイ】ミュウーの初恋!?


最近どうも、ミュウーに恋人、イヤイヤ・・・・・・、(恋猫)が出来たみたいだ。
お相手は、お隣の大家さん家にやって来たばかりの【タロウ】ちゃん。
ブチ柄の凛々しいオス猫だ。
何らかの事情で、娘さん(と言っても、私よりは遥かに年上だけど・・・(^^;))から預かったらしく、最近になって、大家さんのお婆ちゃんが飼い始めたばかりなのだが、家のミュウー同様、臆病なのか、名前を呼んでも、サッ!と逃げてしまう。

家の近所には、以前、この日記にも書いた、通称【デブ】と言う、超ぶちゃむくれの巨大猫が居て、人間には、とてつもなぁ〜く人懐っこいのだが、ジャイアンのような苛めっ子の為、近所中の飼い猫達からは、総スカンを食らっている天涯孤独の放浪猫が居る。
タロウちゃんも、貰われて来てから、一日・二日は、探索の為、庭を散歩していたのだそうだが、一度、悲痛なタロウちゃんの悲鳴を聞いた事があった。
ミュウーの仕業と思いきや、ミュウーはその時、ちゃんと家に居たので、きっとアレも、デブの仕業に違いない。
ミュウーも何度か、デブに組ほどかれた経験がある。(爆)
なんせデブは、優にミュウー達の2倍は有る。捕まればひとたまりも無い。
あまりに危険極まりない為、最近、あまりミュウーを外には出さないようにしていたのだ。

がむしゃらに、外に出たがるミュウーを必死でなだめ、例え家中の障子紙が骨組みだけになろうとも、ヒステリックに鳴き喚こうとも、嫌がらせションをしようとも、此処暫くは、家の中に閉じ込めておいたのだ。
が・・・、先日、両手一杯の洗濯物を干しに、庭に出ようとした私の横を、サッ!とすり抜け、まんまとミュウーが脱走したのである。

「あ〜ぁ〜・・・・・・、出ちまったよ・・・・・・。あたしゃ、知ぃ〜らないっと・・・!」

寒いので、窓を少しだけ開けておいて、何時でもミュウーが、デブから逃げ込めるようにだけしておき、私は仕方なくPCで日記を書いていた。

その内、ミュウーの事も忘れ、しばしPCに没頭していると、怪しげなミュウーの鳴き声が・・・・・・。

「ま、まさか・・・! デブにやられてるんじゃなかろうか!」
慌てて外に飛び出して見ると・・・・・・。

何と・・・! あれほど迄の人間嫌い、猫嫌いだったミュウーが、大家さん家の窓越しのタロウちゃんと、愛のデュエットをハモッて居るではないか・・・・・・。
オマケに、地べたにゴロンゴロン寝転がって、【好きにして〜♪】ポーズ。

(あんな無防備なポーズ、あたしら飼主にも、見せた事がない!!)

どうやらミュウーは、完全にタロウちゃんに一目惚れしてしまったらしい。
もう、メロメロ〜♪

それからと言うもの、ロミオ&ジュリエットの逆バージョン。
毎日、毎日、窓辺のタロウちゃんの元へ通い詰めては、窓越しにアラレもない姿で【好きにして〜♪】
お陰で、カラスの濡れ羽色を誇る、我が愛娘は、赤土にまみれ、【夜の銀狐♪】状態。(古っ!)

例えデブに犯される危険に曝されようが、雨降りだろうが、大雪に見舞われようが、ミュウーの愛は一途、タロウちゃんの元へ・・・・・・。
そして、今現在も、お隣へ・・・・・・・。
一体、窓越しのミュウーの純愛は、何時まで続く事やら・・・・・・(^^;)

なぁ〜んか、淋しいやら、嬉しいやら、可笑しいやら・・・・・・。
年頃の娘を持った親心のように、何とも複雑な気持ちなのデス・・・・・・。ハイ・・・。





2003年01月14日(火)

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