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■ (日記) とってもショックでした・・・・・・。
昨日、親友の(M)が家にやってきました。今までずっと気丈で居た彼女が、初めて私の前で涙を流したのです。 彼女の妹さん(アメリカ在住)の癌が、またもや再発したのだそうです。 もう、癌が体中に広がっていて手の施し様も無く、後一年の命だと告げられたと、妹さんからメールが入ったのだと、彼女は言いました。
私は、妹さん自体との面識は、過去二度しかありません。 一度目は、私が店を経営してた頃(5年程前)日本に里帰りした妹さんを、親友が店に連れて来てくれたのです。 妹さんは確か、私よりも1つ2つ年下で、とても美しく、ハツラツとしていて、(いいなぁ〜、格好いいなぁ〜、こんなに美人でアメリカ暮らしなんて・・・・絵になるなぁぁ〜)と、私は少々羨望の入り混じった目で彼女を見ていたのを覚えています。 勿論その時点で、お互いに、まさかこの後、癌になるなんて、知る由も無かったのです。 その約一年後、私は癌になり、ほぼ同じ時期に、彼女も私と同じ子宮癌になったのだと、親友の口から聞かされた時は、とても驚きました。 でも、当初の彼女の癌は、私よりも全然軽い物で、治療法も処置も彼女と私は異なっていたくらいです。 彼女のその後の経過については、親友がその都度、話してくれて、良好だと言う事なので、私もホッ!と、安心していたのです。 数年後、2度目に彼女に会ったのは、私がまだブティックの店員をしてた頃(約1年前)、やはり親友が連れて来てくれて、久々の再会に会話も弾んだものでした。 彼女は思いのほか元気そうで、幾分ぽっちゃりしており、以前より若々しく見えたくらいです。 その僅か数ヵ月後、親友の口から妹さんの癌が、腸に再発した・・・と、聞かされ、私は物凄いショックを受けたのです。 私の身内の殆どは、癌で他界している為、それを聞かされた時、妙な胸騒ぎを覚えました。 癌の体験者にとって、【再発】と言う言葉は、恐怖意外の何者でも有りません。 それからたったの一年足らずで・・・・・・。 心の中で、何時も気に病んではいたのですが、まさか、急にそこまで癌が広がってしまうなんて・・・・・・。
医師は、「後一年の命です。好きな事を思い切りしなさい」と、直接彼女に告げたそうです。
私は親友に、何の慰めの言葉もありませんでした。 何をどう伝えたらいいのか、解りませんでした。 何をどう伝えても、絵空事でしかないでしょう・・・・・・。
それと同時に、例え面識は僅かでも、同じ時期に同じ癌と向かい合って居た妹さんの【再発】は、私に取っても、大きな打撃を与えたのです。 正直言って、自分の事のような大きなショックでした・・・・・・。
妹さんは今、遠いアメリカで、どんな思いで居るのだろう・・・・・・。 自分の命の宣告を、どんな思いで聞いたのだろう・・・・・・。 出来る事なら、彼女を抱きしめて、思い切り一緒に泣きたい・・・・・・。
あぁ、近い将来、きっと私にもこんな日が来る・・・・・・。 そんな確信が、フと、私の中を過ぎりました。
私に癌が再発したら、私はどんな受け止め方をするのだろう・・・・・・。 【余命一年】と宣告されたら、私にはどんな事が出来るのだろう・・・・・・。
2002年11月14日(木)
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