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■ 【エッセイ】漢字が書けない・・・・・
日頃、文章を書く事をパソコンばっかりに頼っているせいか、このごろ、ふとした時に、漢字が書けなくなっていることに気付いたりする。 それも決して難しい漢字ではなく、小学校3〜4年程度の漢字が書けないのだ。 役所や何かで、正式な書類を作っている時など、ずいぶん恥ずかしい思い等をし、赤面する事が多い。
一時期、法務局で二店舗有った片方の店の家賃を、供託していた事が有るのだが、正式な書類なので、誤字が許されない。 例えば・・・・・・。 土蔵造り、瓦葺家屋・・・・・・の、(かわらぶき)とか、係争中の、(けいそう)とか、家賃の受領を拒否され・・・・・・の、(じゅりょう)とか、いきなり読み上げられて、文字にするのだが、いちいち漢字が解らず、その度に手が止まり、かなりこっ恥かしい思いをした。
文字を誤って書けば、「あっ、そちらの誤字に、二本線を引き、二文字削消と書いて、訂正印を押してください」などと言われ、その(さくしょう)が又、解らなかったりして、再び冷汗をかく。
私など、PCで文字を打っていてさえ、誤字・脱字を指摘される事が多いので、本当に小学校から通い直したいくらいだ。
近頃、テレビでもそんな事を取り上げ、道行く人々に漢字テストをしていたが、やはり、私のように漢字を書けない人が増えているらしい。 そこで少しはホットする訳で・・・。(なぁ〜んだ・・・、私だけじゃないじゃん)
そう言えば、このPCに、音声認識ソフトが入っている。(正式には居た、である) PCを購入したばかりの頃は、全くタイピングが出来ず、結構便利だと思い使っていたのだが、殆ど認識力が乏しい為、余り役に立ってはくれず、今では、ゴミ箱入りになっている。(笑) 言った言葉が、その通りに出てきてはくれず、とんでもない文字になって出て来るのだ。 音声認識の誤変換で、私が記憶しているとても面白かった物があるので、ココに少し書かせてもらう事にする。
私としては、応募に挑戦しようとPCを購入し、まだまだ大真面目な文章しか書かなかった頃のことである。 確かその時は、闘病記かなにかの、シリアスな文章を書いていたと思う。
マイクに向かい、「慣れ親しんだ・・・・・・」と、言ったつもりが、文字になって出て来たのは(値上げして死んだ・・・・・・)となっているし、「子宮摘出手術」と言ったつもりが、(至急的出張術・・・・・・)と出て来たり・・・・・・。 「病むに病まれぬ心境だった・・・・・・」が、(ジャムにマーマレードの宗教だった)などと、訳のわからない文字になっていたり・・・・・。
余程私の発音が悪いのか、ソフトがアホなのかは知らないけれど、本当に使えないソフトであった。
一番酷かったのが、「目の当たりに感じた私は・・・・・・」と言ったはずが、何と、(マンの辺りに感じた私は・・・・・・)になっているのである・・・・・・。 思わず、(真昼間っから、なんてぇ〜こったい・・・)と、海老ぞりながら、笑い転げた私で有った。
by マキュキュ
2002年08月08日(木)
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