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■ 【怖い話】私が体験した、怖〜〜〜〜〜〜い話
これは、聞きかじりの、怪談話ではありません。
実際に私が体験した、後で考えて見ても、鳥肌が立つような、そんな話です。
それは・・・・・・。
或る日の真夜中。私は、ふとした事から、夫のフーリィー(あだ名)と、口喧嘩になり、真夜中の二時近くに、車で家を飛び出したのです。
私はフーリィーの言葉にムカツキながら、仲良しの友人の家に向かい、山添の道を猛スピードで走っていました。
そんな時間でもあり、他の車は全く見当たりません。
怖がりの私は、FMのボリュームを上げ、まだ暫くは続く、その山添の道をひたすら走り続けました。
右方向に大きくカーブした辺りで、遠い前方に、人の姿が見えました。思わず(ギョッ!)とはしたものの、近づくにつれ、歩いているのは、どうやら、赤いショルダーバックを下げた、女性らしいのです。
この道は、かなり先まで、横にそれる道がありません。
(こんな遅い時間に、女性の一人歩きなんて可愛そう・・・、。もしかしたら、私と同じように、彼氏と喧嘩でもして、車から放り出されたのかも・・・・・・)
思わず私は、乗せて行ってあげようか、と、スピードを緩めてみたのですが、でも、思い止まりました。
こんな時間に、一人で歩いてるなんて、もしも、おかしな人だったら、女性と言えども、危ないと思ったからです。
追い越しざま、バックミラーで、その女性の顔を見ると、哀しそうにうつむいて歩いていました。
(ご免なさい・・・・・・)心の中でそう呟いて、私は、その女性を追い越しました。
気を取り直して、暫く走っていると、やがて、ちらほら、街の明かりが見え出しました。
この先を、左に折れると、街中へ出られます。
ホッとして、私は左にカーブを切ろうとしたその時、人の気配がして思わず急ブレーキを掛けたのです。
危うくひく所でした。
『危ないでしょう!』
そう怒鳴りつけ、にらみつけた私は、全身が、硬直しました。
今ひきそうになったのは、紛れも無く、先程追い越した、アノ彼女だったのです。 そう・・・、赤いショルダーバックを下げて、うつむいて歩いていた・・・・・・。
2002年05月30日(木)
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