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■ 【メルヘン】バオとミューのお散歩日記
今歯医者さんから、帰ってきたところ〜。 ゴタブンニ漏れず、私も、歯医者さんが、大っ嫌い!! 歯医者好きの人は、尊敬しちゃう・・・・・・。(そんな人、居るんかなぁ・・・?) 私の理想は、全身麻酔を掛けてもらって、目が覚めたら、すべての虫歯が、治っていたら、歯医者もいいかも・・・・・・、なぁ〜んて思うワケデス。(*^_^*)
サテ・・・・・・、今日の出し物は、私の物としては、超メルヘンチックな童話です。 が、しかし、私が原作ではございません。 正確に言うと、原作者は、私の息子です。(今はもう、20歳ですが) 彼が3〜4歳の時に、独りでブツブツと呟いていた物語が、あまりにステキで、可愛いので、私がチョッピリ脚色したものなのです。(笑) 当時はまだBossという名前の猫が家に居たため、本来はBossとバオの・・・・・・だったのですが、名前は私が変えさせていただきました。(゚゚)(。。)ペコッ まぁ・・・。何はともあれ、私の息子が作った、可愛らしい物語を、是非読んでみてくださいましな。(親ばか!)
『バオとミュウーのお散歩日記』
星がまたたく夜でした。
ここは、『メルヘン公園』のベンチの下。
そこには、『バオ』という名の、のら犬と、『ミュウー』という名の、のらネコが、仲良くいっしょにくらしているのです。
小さい頃に、すてられてしまった仔犬と仔猫は、すぐになかよしになりました。
でも、おたがいに、その時はまだ、よびあう名前もなかったのです。
「きみは「みゅうーみゅうー」ないてばかりいるから、『ミュウー』にしよう」
「あなたは「バオバオ」と、もんくばかりいっているから『バオ』ね」
バオとミュウーは、その日から親友どうし。どこへいくのも、何をするのもいっしょです。
今夜も、いつものように、2匹は仲良く、夜のお散歩へと出かけました。
しずかな、のどかな、いなか路。
すると、とつぜんミュウーがさけびました。
「ねぇ、バオ! あれを見て?」
畑のなかで、何かがキラキラ光っています。
バオとミュウーは、光の方へと、おおいそぎで走って行きました。ちかづいてみると、なんと、お星さまの子供が、声をはりあげて「ウェーン、ウェーン」と、ないているのです。
「どうしたの?」バオがききました。
「ぼくはキララ。虹のおすべり台であそんでいるうちに、おっこっちゃったみたいなの・・・。早くパパとママのところへ帰りたいよー」
「さーてと、こまったぞ・・・・・・」
どうしたら、キララを大空に帰してやる事ができるのか、バオとミュウーは、一生けんめい考えました。しかも、夜のうちに、大空に帰してやりたいのです。
バオとミュウーは、とりあえず、キララをつれて、公園にもどりました。
だれかのチエをかりようとしたのですが、もう、夜もおそく、公園には、だぁ〜れもいません。
とほうにくれながら、夜空を見あげていたバオが、いきなり、 「いいものみっけたー♪」と、指をさしていいました。
大きな木の枝に、昼間、子供の手をはなれてしまった風船がひとつ、風にゆられて引っかかっているのです。
「よっしゃ、わたしにまかせて!」
ミュウーがすばやく木にのぼり、風船を取ってくると、バオは、しっかりと、その風船をキララのからだにまきつけました。
「せーの!」いっせいに手をはなすと、風船は、フワ〜リ、フワ〜リと、夜空にとんでいきました。
「ありがとうバオ、ありがとうミュウー」キララは、大声でそういいました。
「もう、おっこちるんじゃないぞー」
バオとミュウーは、手をふってみおくります。
キララは、うれしそうに、大空に帰って行きました。
「いいなぁ〜・・・、キララには、パパとママがいて・・・・・・」
さみしそうにつぶやいたミュウーに、バオがむくれていいました。
「へぇ〜、ミュウーは、ボクといてもさみしいんだ。もう、いいよ。フン!」
「もう・・・・・・、バオったら、すぐに、そうやっておこるんだから〜」
「だって、ミュウーは、僕よりも、ママやパパのほうがいいんだろ?!」
「ウ・ソ・・・。うっそだよ〜ん。ちょっと、いってみただけ・・・・・・。バオがいれば、さみしいわけないじゃない!」
ミュウーは、バオのせなかに、そっと、よりそいました。
二匹のシルエットを、星明りが、やさしく照らしています。 (おわり)
※追伸・・・・・・。 ココの下のほうに、投票箱が有るんです。面白いと思ったら投票箱をクリックしてくださいね〜。よろしくお願いしま〜す。 あなたの一票が、私の創作意欲を、掻き立ててくれるんで〜す。m(._.)m ペコッ
2002年05月13日(月)
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