睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜
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道標過去へそれから


2013年03月03日(日) 突然の別れ

一番あたしのことを気遣ってくれていた祖父が神様に呼ばれてしまったのは
中学2年のころ。

最初は肺結核再発という話で入院したのだが。
まぁ、ご多分に漏れず肺がんだったわけだが・・・
あまり病院の好きではないあたしはお見舞いもあまり行かなかった。
まだ病室を歩き回れていたころに数回行っただけ。

父は兄弟と持ち回りで病室についていた。
その日は父の番だった。おりかけの千羽鶴。
なんだか今夜もって行かなきゃいけないような気がする。
明日は土曜日3時間くらい授業を受けなくったって
あたしのたいしたことない成績が変わるわけもない

「自分も病院いきたい」
「学生は勉強しろ」

夜中電話が鳴った。事だけ記憶にある。

父が病院にタクシーで来いと連絡してきたらしいのだが
継母が気を利かせたのか寝起きの悪いあたしを起こしたくなかったのか
祖父と最後の最後に会うことはできなかった。

そして通夜、葬儀の間泣き通しだった。

死後硬直後、また筋肉が緩むなんてこと誰も知らないから
組んでいた手が離れたときに「お前が泣いてるからだ」と
親戚中に言われるほど泣いた。

自分のせいのような気がしてずっと自分を責めていた。
49日前後だったと思う、夢で祖父にあった。
たぶん過去に日記かここでか書いたが 地元のバスで迎えに来たのだ。
「乗っていくか?」

あたしは乗らなかったのだ。
「次のに乗るから」って。

次ぎのっていつ? 何で乗らなかったんだろうって後々後悔するのだけれど。
そのバスはその後祖父が居ない状態であたしの夢になんどか登場する。


お地蔵様の資料は『ojizosan.com』を参考にさせていただきました。
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