睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜
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道標過去へそれから


2004年04月27日(火) そしてまた春

祠で六地蔵の末っ子の話を聞きながらうとうとしていたら
遠くのほうで雷が聞こえたような気がした。

田野に五穀の豊饒を
山河に五色の霓虹を
人心に五情の幸福を・・・・

「・・・コクトのこえだ。」
「はい、そうですねぇ。今年は少し早いですね。でも旅がしやすくていいですよ。」うれしそうに末っ子が答えた。
「でも1週間しかないじゃないか。」
「ええ、1週間では全部は回れませんね。」
「やっぱりか・・・」
「いいじゃないですか私は一緒にいて楽しいです。」
なんだか妙に嬉しそうだよな・・
そんなこと考えていると狐が膳の用意をはじめていた。


お地蔵様の資料は『ojizosan.com』を参考にさせていただきました。
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