『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年11月06日(火) エンドロール。

遠出、
たかが1時間、でも
はてないように思って足がすくむ喉がつまる、
痺れた脚ひきずって、逃げそうになりながら

でも
行けよ
おわりにするな?

たましいが身体に邪魔されているのか
身体にこころが縛り付けられているのか
区別なんてよくつかない
ただ時速80キロで滑っていくぼくで
それは夢のなかみたいなこのところの毎日の景色に
ひどく、似ている気がする。

かつてとてもしたしんだ暗い窓に
顔をよせて闇と眼と文字だけになりながら

たいせつなのはふみはずさないことです
きょうとかあしたとか、つながっているらしいルートを
脱線しないようにやわらかく耳をふさぎ目をとじて

あなたを
だれかを
顔さえおぼつかないきみを
かなしませないように

自分の意志なんて、いまは見ないほうがいい
なにもないがらんどうをのぞいてもたぶん
息苦しさに負けることくらいしか、拾えそうにない

小雨のち、晴れ、
おしまいの日

やりつくせない気持ちだけのこして、
迷子のまま、
走っていく


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真火 [MAIL]

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