『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年10月25日(木) 13才。


だれかいませんか

……たずねた。

のばした片手がくうをかきまわすのを
片目のあたしがぼんやりみていた

そうだ忘れたらいけないあたしは
通りすぎていかれるものだから

たとえば、想い出なんかの冷凍庫。


冷凍庫は、ものを言わない
ときたま
だれかの背中のよりかかる場所になったり
たくさんのヒトリゴトを
聞くともなしに、聞いてる

仕舞われてるのは
きりはなされた「時間の花」なの
あなたのもあなたのもあのひとのも
みんな
あたしあずかってる

要らなくなったけど
枯れてない


想い出なんて堆積してゆく
いつかきれいな地層になる

冷凍庫がひめいをあげたら
だれが
それをききつけてくれるんだろう


あかがほしい。


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真火 [MAIL]

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