午前2時半がいちばんこわくていちばんにがてなのに
どうしてあなたはいないんだと
誰でもないひとにむかい
苦しいと泣く
そんな時間がふえすぎて
ぼくは
孤独ということにつぶされても
別にいいやと思った
このどさくさにまぎれて。
きらないと約束をした。
おまもりをもらった。
おくすりをのみすぎないとちかった。
こういうと
なんだけれど
「ひとつずつ退路を絶たれているような気がするよ」
涙の風船に穴が開くのはもうすぐ
破裂するのはもうすぐ
でもそれを止めるのは自分しかいないというヒトリ
その場所に押し込められて
片付けられていく。
刃物も薬ももうぼくを救わない。
隣には誰もいない。
そういった絶望だ。
あなたが僕に投げつけて去った
約束が生み出した孤独が。
どさくさにまぎれて。
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