じしょうこういそのほかのないようを、ふくみます ごめんなさい 自己せきにんのうちに、およみください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの日もたぶん、くもっていた あの日もきっと、秋だった なにもかもに興味がなくて いつもならとてもかわいいと感じる赤いスカートを あたしがいらないと、言った
うちへかえったら、そのひの夜に、あたしは死ぬから だからもうあたらしいおようふくはいらないのだと、 こころにきまっていた。
どうしてそうなってしまうんだろう。よくわからない。
そうして二年、、、なのかな。あたしは生きてきて それなりに自分を傷つけひとを傷つけなにかをこわしながら たくさん笑いもした、あまり泣かないかわりに笑った。
このあいだね、 電池が切れたの。 いっしょうけんめいあなたについていってたくさんの空を歩いた日 ぷちんと、フィラメントがまぶしく光って、きれた。 それはまるで必死に働いていたあのころにかぜをひいて 目をさましたらぷつりと何かが終わっていたように 電池が切れたの。いくらがんばっても、つかないの。
心配されていることは知っているよ 生きていろとおもわれていることも 知っているよ。 サトルくんが私を待っていないことも きっとなにもかわらないことも。
誰の言葉も聞こえない。届かない。
くりかえしてこびりついたイメージを繰り返されるこのイメージを 実現に移せと誰かが言うの。その誰かは私の中に住み着いた誰かで ぜったいに、あなたが、きっかけになったわけじゃないと、、、、 言いたいけど伝わらないかもしれない。
音を聞きたくなかった 明日を拒否した 守って欲しかった 隔離されたいくらいに
キスは遠くて、抱擁も遠くて もらったこともないパパやママのそれは 愛撫というより、恐怖だった でていっておねがいあたしをひとりにして そうして、ただありふれたこどもにかえして お酒と傷と罵倒の犠牲者じゃなく ただ、誕生日のケーキを喜べるような こどもに
もうもどれない
みんな遠い
遠いこともそのうちわからなくなるだろうか
たくさんの刃物でみずからをきり 止まらない血がぼたぼたと床にたれた ころがっていた薬袋からざらざらととりだして 片端からのんではみたが ただ、頭痛が残っただけだった 50や60ではたりないのだということを、まなんだ
くりかえしたらそれでも意味は生まれるのかな
それまであんまり待てそうになかった
待てなかったらごめん ほんとうにごめん いきていたかったひとへ いきろといったひとへ あたしをすてていったひとへ みんな、ごめん
うまれてきてて、ごめん こわれたあたしのままで、ごめん
どうにかなりたかったよ
寒いです
寒い。
次に目がさめるまで眠ろうとおもいます。 やわらかくてあたたかかった寝床 目がさめたら、そうしたら さいごのしごとをするのだ。
また、戦闘機の音が耳鳴りみたいに聞こえる。
昼
|