やらなくちゃいけないことがある
散乱する部屋も
まるであたしを責めているようだから
その隙間で小さくなって眠った、そのままがよかった
おくすりを、ざらざらとのんでみる
なみだ目になりながらのんでみる
こういうときだけ、数時間しかきいてくれない意地悪な化学物質を
あなたにはいくところがあるみたい
しあわせになるほうほうがあるみたい
あたしは
忠実すぎた猫で
誰も待っていないあのうちに帰ろうとするしか
本能がなかった
お守りがまるごと消えてしまう
どれだけ依存していたかを、知る
知ったときは遅すぎたから
ただ「大人」ってもののふるまいに自分を当てはめて
いやだと泣き叫ぶこともできないで
だいじょうぶなふりを、ひたすらつづけている
ほんとうはほしかったものを
思いつけないで
恋人からメールが届きいつものような無邪気なざんこくさで あたしはそれをよむことができなかった なにもわかっていないひとに、たくさんのことばをつくして 説明をすることに、つかれてしまったとこのあいだこぼしたきり 彼はすこやかに眠ってしまい、あたしは夜の中でなきながら 血を舐めた
どうしてこうなっちゃったんだろう
いくところがない
眠ることくらいしか
思いつけないおろかさで
ひたすら逃げていく、、、、、、ほんとうはそのまんま
目を開かなくてよかったんだけど
臨時で病院にいこうかなと思った そとはつめたいくもり 灰色のくもは嫌いじゃないけど きらいじゃない、というだけで すき、という心境はどうさがしても見つからなくて
ひろいあげてくれる腕をさがしていた
それではなんにもならないし
しあわせになれるのともちがうけれど
でも
あたたかく包んでくれる腕を、さがしていた
・・・・・・もう、つかれた、って
いっても、いいですか
そばに誰もいてくれないのは
感じ取ることができないのは
あなたがたのせいではなくてひたすら、あたしが培ってきた
これまでの堆積物で
あなたはちっともわるくなんてないのに
見渡したらぞっとするほど沢山の知らない顔がある なにもみつけられない、したしみぶかい あたしにとって、たいせつな顔は
ごめんなさい
昼
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